BBCの名物リポーター、ルイ・セローが、米アリゾナ州の認知症患者とその家族を訪問。悠々自適を思われた退職者たちが直面する様々な問題を見つめる。
エピソード1
ルイ・セローが見た 認知症 家族の苦悩と愛
退職者が多く移り住むアリゾナ州フェニックス。悠々自適な余生を過ごしているイメージだった彼らだが、実際は多くの人が認知症を抱えていた。若年性認知症の40代女性は、夫と娘のため懸命に日常生活を送ろうとするが、無情にも症状の進行が早い。老人ホームで暮らすある男性は結婚していることを忘れ、ホーム内で複数の女性と交際。患者を抱える家族の愛情と、それゆえの精神的・経済的負担が浮かび上がる。
ルイス・セロー