蒲一永（プー・イーヨン）は、書道は得意だが、勉強は苦手な17歳の高校生。母親のヘアーカットのせいで、学校では不良だと思われていた。書道家の祖父が運営する書道教室の手伝いをしていた。ある日、祖父、父と共に出かけた一永は、大事故に巻き込まれる。一永は、奇跡的に一命を取り留めるが、不思議な光景を目にする。

バイク事故が発生し、警官の陳楮英（チェン・チューイン）たちは運転手の捜索を行っていた。同じ頃、町ではバケモノの目撃証言が相次ぐ。そんな折、一永（イーヨン） は得意な書道を生かして 家計を助けようと祖父の取引先を回るが、どこにも相手にされない。祖父のように魂の宿る書を描こうとする一永の元にバケモノが現れる。

バケモノが乗り移った体の持ち主、鄭立松（ジョン・リーソン）の事故には不明瞭な点があった。楮英（チューイン）は事故の原因を探ろうと、捜査を続ける。一方、一永（イーヨン）の家に隠れていたバケモノが突然姿を消す。一永と楮英は、立松が暮らしていたマンションの駐輪場でバケモノを見つけるが、ある異変が生じていることに気付く。

一永（イーヨン）の借家の隣に新しい親子が引っ越してきた。失業した父親と一緒に挨拶にきた息子は、同じ高校に通っていた曹光硯（ツァオ・グァンイェン）。一永と光硯は犬猿の仲だった。ある日、光硯は謎の枯葉が見えるようになる。周りの人にはそれが見えず疑問に思っていたが、一永にも同じものが見えていることに気が付く。

献体青年の刺青の宮女は、徐々にその姿が崩れ始めていた。宮女は献体が腐敗してしまう前に、この青年の名前を調べてほしいと訴える。宮女の願いを叶えようとする一永（イーヨン）らは、青年のことを知るタクシー運転手を見つけるが、一永が運転手と揉め事を起こしてしまう。しかしこの一件から、青年に関する重要な情報を得ることに。

一永（イーヨン）達はタクシー運転手のおかげで、ついに青年の素性を知ることになる。寂しさの中で生涯を終えた青年。一永は書の力で宮女を救い、青年と宮女は初めて向き合うことが叶う。二人の執念を救い、自分の能力で亡くなった父に会いたいと思い始める一永。そんな一永の前に、また新たな訪問者が現れる。