Romance of the Three Kingdoms

曹操が中原に覇を唱え、四方の国々を併呑する戦いに邁進する中、人々の暮らしの平安を守ろうと戦う将がいた。その名を劉備。彼は、彼の人柄に惚れ込み義兄弟の契りを結んだ二人の将、関羽と張飛と共に平和な国を作ろうと戦いに臨んでいた。だが、圧倒的な曹操の武力の前に、何度も辛酸を嘗めさせられ、軍師が必要だと思い知らされる。一矢報いるべく劉備は、在野の智者･孔明を三顧の礼をもって軍師に迎え、その知恵を得、呉を併呑し一気に覇者とならんとする曹操を阻むべく、呉の国の孫権と共闘をもくろむが…。劉備と孫権の妹麗花のロマンスと三国志最大の見せ場である赤壁の戦いに向かって物語は加速する。

赤壁の戦いで傷つく曹操。だが、命を取り留めた彼は、より一層の野望を領地拡大に向けるようになる。何とか曹操の戦力を削ぐ事に成功した劉備だったが、戦うべき拠点が小さすぎ、人々の安全を守るのに苦慮していた。そこに、曹操の野望に恐れをなした蜀の国を譲られ、人々と移り住むこととなった。その矢先、呉の国は麗花との婚礼を口実に、劉備を呼び寄せ亡き者にしようと計画する。だが、それを見破った孔明の策のおかげで、危難を乗り越え、劉備と麗花は結ばれる。そして、いよいよ蜀の国に移ろうとするが、それを曹操と孫権に狙われる。赤壁で孔明の策に踊らされた仕返しを狙う曹操と孫権は、互いに相手を目くらましに利用して劉備軍に襲い掛かる。