赤道沿いに生息する生物は見事なまでに多様性に富み、そこには世界の種の半分以上が暮らしている。本作では、アマゾンをはじめとする赤道付近の最も過酷でありながらも多様性に富む生態系を6回にわたって紹介していく。
エピソード1
ガラパゴス諸島
エクアドルの海岸約1,100 km沖にあるガラパゴス諸島。火山島からなるこの島々には史上最も奇妙な生物が生息している。2千万年以上前に海底から隆起した島々では、孤立した進化の中で稀にみる多様な生物が生まれた。暖かい西部の島々と寒い東部の島々。異なる2つの環境で、動物たちはどのように適応と繁栄を遂げたのだろうか。
エピソード2
ボルネオ島とスマトラ島
東南アジアの熱帯雨林にとっての最後の牙城、ボルネオ島とスマトラ島。そこにはまったく類をみない幻の種が生息する。生き物がひしめく密林で、縄張り争いの中で驚異の適応を遂げた生物たち。頂点をかけた戦いは永遠に続く。
エピソード3
アフリカの熱帯雨林とサバンナ
アフリカ大陸を約4,000 kmにわたって横切る赤道。草原や熱帯雨林などの風土と同様、生物も多様性に富んでいる。洪水や飢餓の中で動物たちは環境に適応し進化してきた。赤道アフリカは、まさに進化の渦だ。
エピソード4
アジア太平洋のサンゴ礁
アジア太平洋地域には地球上で最も豊かなサンゴ礁が広がっている。その”海の熱帯雨林”には、奇妙でありながらも素晴らしい生物が生息している。そこで生物が生き残っていく鍵は、お互いに依存し合うことだ。
エピソード5
エクアドルとアンデス山脈
赤道をまたいで南北に走るエクアドルのアンデス山脈は生物多様性のホットスポット。ジャングルの住人や山岳のスペシャリストが、過酷な高山を生き残るため、他に例を見ない適応を遂げて生息している。
エピソード6
アマゾンの氾濫原
世界最大の熱帯雨林であるアマゾンは毎年壮大な変化を遂げる。乾季から雨季へと移行するとき、生き残る生物もいれば、そうでない生物もいる。
Stefan Booth
Tracy Rudolph
Kyle Murdoch
Lorne Townend