日本に文化的影響を与えてきた中国。首都北京にある紫禁城と呼ばれた皇帝の住まい故宮。皇帝の即位、誕生と祝日の慶典をはじめとした国家の重要式典はすべてここで行われました。明・清500年にわたって皇帝が君臨した中国の大宮殿・故宮、北京にある世界遺産を中心に北京市内を訪ねます。
「月から見える唯一の建造物」と言われた万里の長城。6千キロに渡りそびえ立つ世界最大の大城壁は北方騎馬民族の侵入を防ぐために作られた。13世紀末元が南方の米を運ぶ水運の拠点となった国際貿易港「天津」渤海に突き出た北方の真珠と呼ばれる美しい港湾都市「大連」を紹介します。
古くから多くの民族が融合し世界に類を見ない文化を築き上げてきたこの国を、はじめてひとつに統一した秦始皇帝。強大な権力を今に伝える世界遺産である秦の始皇帝陵と唐の都として栄えた古都「西安」唐の時代シルクロードの起点として繁栄を極めた長安の都「西安」を紹介します。
紀元前514年呉国の王が蘇州城を築き、江南の中心として栄えた蘇州。さまざまな形をした刳り抜き門、同じ模様のない飾り窓、くねくねと曲がり先の見通せない回廊々など。日本庭園や西洋庭園とは全く異なる不思議な空間、それが蘇州の古典庭園です。世界遺産の蘇州の名園の数々を訪ねます。
長い間岷江の氾濫に悩まされた成都は、都江堰という紀元前に作られた古代堰により、豊かな地に生まれ変わり、四川省の経済文化の発展に大きな貢献を果たしました。夏涼しく冬暖かい気候でいつも花が咲き、花の城と呼ばれている「昆明」、そして世界遺産の都江堰水利施設等を訪ねます。