グラフィックデザイナーの友永明之(本木雅弘)は､妻･友(瀬戸朝香)と幸せな結婚生活を送っていた｡出版社に勤める明之の親友･久住俊介(佐々木蔵之介)の紹介で､当時作家だった友の作品を､明之が装丁したことが2人の出会いのきっかけだ｡ある日､明之のもとに九州の父親から電話があり､疎遠になっている異母弟･了(要潤)の結婚式に出てほしいという｡そして結婚式当日｡明之は友の強引とも思える勧めで結婚式に渋々出席するのだが･･･｡

結婚式当日､異母弟の了(要潤)に逃げられた梓(奥菜恵)のガラスショップを訪ねた明之(本木雅弘)は､梓に抱きつかれキスをされてしまう｡ 数日後､梓が中止になった結婚式場から届いた100万円の請求書を持って､明之のオフィスを訪ねてきた｡金がないという了の代わりに支払いをするよう明之に迫るが､弟の肩代わりをするつもりはないと冷たく言い返され思わず涙ぐんでしまう｡そんな中､友(瀬戸朝香)も仕事の相談をしようと明之のオフィスに向かっていた･･･｡

明之(本木雅弘)は､ガラスショップで思わず梓(奥菜恵)を抱きしめた｡その姿を､たまたま梓に会いに来た了(要潤)に見られ､携帯で写真を撮られてしまう｡それ以来､了から何の連絡もないことに不安を募らせる明之だったが､その間にも梓との距離は縮まっていく｡実は明之が装丁する書籍の表紙に､梓の作ったガラス作品を使う事になったのだ｡そして､妻･友(瀬戸朝香)の誕生日パーティーの日に､明之の不安が的中する出来事が･･･!

梓(奥菜恵)の事で明之(本木雅弘)と喧嘩になった友(瀬戸朝香)は家を飛び出してしまう｡翌朝になっても戻らない友を思い､途方にくれてしまう明之｡その頃､友は俊介(佐々木蔵之介)と会っていた｡そこに玲子(羽田美智子)が偶然通りかかる｡ 一方､反省した明之は､梓に手紙で別れを告げる｡そんな時､了(要潤)は舞子(サエコ)の妊娠を知り､動揺を隠せないでいた｡友に言い聞かされ､舞子と結婚して良い父親になろうと決意した了だったが､その直後､舞子から衝撃の告白をされる｡

警察署に了(要潤)を引き取りに行った明之(本木雅弘)は､友(瀬戸朝香)にプレゼントしたはずのマフラーを了から返された｡翌朝､明之は友を責めるが､梓(奥菜恵)との事で嘘をついているために深く追求できない｡そんなある晩､地震が起きた｡友ではなく梓を心配し､工房へと向かう明之｡翌日､明之は何事も無かったようにベスト装丁家賞受賞パーティーに夫婦揃って出席する｡しかし､そこに招待していないはずの梓が､またしても現れる｡

梓(奥菜恵)との関係が友(瀬戸朝香)に知られてしまった明之(本木雅弘)は､家を追い出され事務所に寝泊りすることに｡ある夜､明之の事務所に梓がやってきたが､明之は突然胃痛に襲われ､救急車で病院へ｡入院することになった上に精密検査を受けるよう勧められ､深刻な病気なのではと不安にかられる｡落ち込んだ明之は深夜の病院に忍び込んできた梓に､誰にも話していない自分の過去を語っていた｡そんな2人の会話を､病室の外で聞いていた人影があった･･･｡