クリスマス直前のある日、京介は思い立ったように雪の舞う夕暮れの街を歩きだす。黒猫と2人で過ごした楽しい日々を思い出す京介は、黒猫に伝えなくてはならないことを胸に走りだし、黒猫の社宅の前にやってくる。
クリスマスイブの夜、多くの通行人や黒猫、沙織たちを前に、京介は桐乃に思いの丈を告げる。その後、2人はビジネスホテルの部屋に戻り、今後の関係について相談を始める。ついに“人生相談”は双方通行となった。
春の朝、卒業式を迎えた京介は、学校でいつもの友人たちと会話を交わし、寂しさを感じながらも学校を後にした。桐乃は校門まで京介を迎えに来ており、並んで歩く2人のをある人物が待ち構えていた。