偽りのフィアンセ～運命と怒り～

イタリア留学経験を持ち、靴職人として確かな腕を持つヘラ。しかし父が突然他界したばかりか、自殺を図った姉が昏睡状態から回復せず、釜山の靴工房でブランド靴の偽物を売りながら借金返済に追われる日々を送っていた。一方、ゴールド製靴の社長インジュンは、父のテ会長からアナウンサーのスヒョンとの政略結婚を急かされるが…。

ヘラはイタリア革製造会社社長の酒の席に通訳として同行した。そこで、ゴールド製靴の社長・インジュンと出会う。契約獲得のための彼の態度に憤慨するが、誠意ある謝罪を受け、許すことにした。

パーティ会場でインジュンと再会を果たしたヘラは再び彼のピンチを救い、2人でスカイクルーズを楽しむことになった。だがそこにスヒョンが現れ、自分がオーダーしたドレスをヘラが無断で着たと激怒する。

テオから大金を提示されインジュンの心を盗むよう言われたヘラは気が進まない。だが、寝たきりの姉が緊急手術を受け大金が必要になってしまった。覚悟を決めたヘラは、テオと契約を結びお金を手に入れる。

インジュンはスヒョンの父・チャ会長の誕生会を欠席して釜山に向かった。彼はヘラにデザインを買いたいと告げ、キスを迫る。ヘラはそんなインジュンをさえぎり、自分がデザインした靴を渡す条件を出す。

ヘラはどん底の人生から抜け出すためにテオと手を組むことを決意し、ソウルに上京してゴールド製靴のデザインチームに入る。スヒョンはこのことを知り、ヘラを追い出そうとするが、インジュンが彼女のことを守る。