――王宮魔法士の試験に落ちてしまった。世の中は厳しい。実家に帰ろうにも、先立つものがない。仕事を探すアレンに舞い込んだのは、公爵家御息女、すなわち公女殿下の家庭教師の仕事。どうも胡散臭いが、あの『腐れ縁』ほど大変な生徒じゃないだろう。そう高を括っていた矢先、彼を待っていたのは魔法を一切使うことができない少女だった?! 彼女の魔法を妨げているものとは一体…? アレンの常識を覆す授業が、少女の未来をやさしく照らす――。
エピソード1
魔法が使えない公女殿下
王宮魔法士の試験に落ちてしまったアレン。仕事を探していたところ、恩師である教授の紹介で公女殿下の家庭教師を務めることになりハワード公爵家へ。到着した先で待っていたのは、魔法が全く使えないティナという少女。彼女の父親であるワルター・ハワード公爵から伝えられたアレンの使命は、ティナに「王立学校入学を諦めさせること」だった……!
エピソード2
拒絶するモノ
ティナとエリーの家庭教師として魔法授業を開始したアレン。エリーがあっという間に成長していく一方、ティナは一向に魔法を発動できるようにならず、その差は開くばかり。少しずつティナの中には劣等感が募っていき……。解決策を探るため、書庫へやってきたアレンは、勉強しようとやってきたティナとメイド長のシェリーの姿を見かける。
エピソード3
涙の後に咲く花
魔法が使えるようにならない焦りから魔力を暴走させたティナ。魔力の暴走を抑えようと試みるアレンは、吹雪の中でティナの中にあるものを目にする。それこそがティナの魔法発動を妨げていた「何か」だった——その後、ティナは魔法を使えるようになるも、ワルターは王立学校受験を頑に認めようとしない。反発するアレンに、ワルターはある条件を提示する。
エピソード4
最終試験
——王宮魔法士の試験に落ちてしまった。世の中は厳しい。 実家に帰ろうにも、先立つものがない。 仕事を探すアレンに舞い込んだのは、公爵家御息女、すなわち公女殿下の家庭教師の仕事。 どうも胡散臭いが、あの『腐れ縁』ほど大変な生徒じゃないだろう。 そう高を括っていた矢先、彼を待っていたのは魔法を一切使うことができない少女だった?! 彼女の魔法を妨げているものとは一体…? アレンの常識を覆す授業が、少女の未来をやさしく照らすー。
上村祐翔
澤田姫
守屋亨香
長谷川育美
岡咲美保
水瀬いのり
長山延好
清水恵