シンスケはクラスメートのクミコへの失恋の悲しみを捨てるため、海へ来ていた。自分の最低さを嘆くシンスケ。と、海で謎の爆発が起こり、不思議な入れ物がシンスケのところへ流れ着いた。入れ物を家へ持って帰り、お湯を注いでみるシンスケ。すると中から「カミタマン」と名乗る謎の生物が現れた。カミタマンって、何者?
シンスケの家で居候することになったカミタマン。だが朝から「納豆をかき混ぜろ」とか「燃えないゴミを出せ」とか、シンスケのママは神様であるカミタマンに対して全く遠慮がない。挙句の果てには間違えてゴミ箱に捨てられる始末。このままでは神様のプライドが許さないと、カミタマンは人間に尊敬される方法を考え始めた。
シンスケやマリと一緒に、スーパーマーケットに来たカミタマン。なんでもタダだと勘違いしていたカミタマンはマリにたしなめられ、超能力で品物を棚に戻す。だが、ちょうどその日からガードマンとして店で働いていた「とらばる聖子」がそれを見つけ、怪しいカミタマンを捕まえようとする。これが、長い戦いの始まりだった。
愛しのクミコがいじめられている!? シンスケはカミタマンに相談したが、カミタマンはすぐにシンスケをネモトマンに変身させる。ネモトマンは現場に駆けつけたが、すでにクミコは逆襲に成功し、いじめっ子たちを追い払った後だった。あらためて自分が正義の味方に不向きであることをカミタマンに訴えるシンスケだったが……。
カミタマンはシンスケのパパが務める「読フジ旅行社」にお弁当を届けに行ったが、そこでパパが上司から怒られているところを見てしまう。パパの提案した「町内ご隠居銭湯ツアー」という企画が通らなかったのだ。当たり前だ、と感じつつパパを慰めるカミタマン。するとパパは、カミタマンの故郷の島へのツアーを思いついた。
横山がシンスケの前で、とらばる聖子のスカートをめくった。逃げる横山と、追うとらばる聖子。だが、そんなふたりを尻目に、シンスケは深く悩んでいた。自分はまだスカートめくりをしたことが一度もないのだ。横山に出来て自分に出来ないなんて……。それを知ったカミタマンは、シンスケにスカートめくりをさせようとする。