綾辻ミステリーは、この『十角館』から始まった。全てを覆す“あの1行”の衝撃、まさかの実写映像化。誰も訪れることのない孤島に建つ十角形の奇妙な館『十角館』。その館に合宿で訪れた、ミステリ研メンバーの学生たち。同じ頃、元ミステリ研の江南孝明には死者からの告発状が届いていた。やがて彼らを襲う、連続殺人。仲間の犯行か、外部犯の凶行か。ラストで全てを覆す、驚愕の結末があなたを待ち受ける! 映像化不可能と言われた傑作ミステリー小説、初の実写化。
エピソード1
第1話
K大学工学部の学生でミステリ研究会の元メンバー・江南孝明 (奥智哉) の元に、一通の手紙が届く。差出人には、中村青司 (仲村トオル) と書かれていた。その頃、同じ大学のミス研メンバーたちは、合宿のため、角島にある青屋敷の離れ『十角館』を訪れていた。江南は、中村青司から届いた手紙の真相を調べようと、青司の弟・中村紅次郎 (角田晃広) の元を訪ねる。そこで、暇を持て余して遊びにきていた島田潔 (青木崇高) と出会う。二人は意気投合し、行動を共にし始める。
エピソード2
第2話
角島の『十角館』では、ミス研メンバーの一人が、何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑い始めるミス研メンバーたち。誰も訪れることのない孤島・角島を出られるのは、一週間後。一方、江南 (奥智哉) と島田 (青木崇高) の二人は、青屋敷事件の真相を探るべく、港を訪れる。そこで、事件後も行方不明になっている庭師の妻・吉川政子 (草刈民代) を見かける。
エピソード3
第3話
江南 (奥智哉) と島田 (青木崇高) は、青屋敷事件の真相を探り続けるも、未だ手がかりはなく、結局のところ何も進んでいない。もしかしたら、例の手紙は、『十角館』で合宿をしているミス研メンバーたちの悪戯なのでは? そんなことを考えながらも、二人は、乗りかかった船だからもう少し続けてみようと決心する。その頃、角島の『十角館』では、悪夢のような出来事が。
エピソード4
第4話
手がかりを掴めないままの江南 (奥智哉) と島田 (青木崇高) だったが、これまでの情報を整理していく中で一つの仮説に辿り着く。仮説が正しければ、全て辻褄が合う。二人は真相を突き止めるべく、再び中村紅次郎 (角田晃広) の元を訪れる。ミス研の部室で起きた不幸な事故、それが、あの青屋敷の惨劇に繋がったのでは? 交錯する推理、江南と島田は、いよいよ角島に行くことを決意する。しかしその夜…
エピソード5
最終話
角島の『十角館』は思いも寄らぬ状況に陥っていた。『十角館』で起きた事件について、県警捜査一課の島田修 (池田鉄洋) から話を聞いた江南 (奥智哉) は、仲間の死を目の当たりにし、その事態の深刻さに打ちひしがれていた。思い詰めて、島田潔 (青木崇高) とも距離を置こうとする江南だったが、アパートの大家 (濱田マリ) の一言で、もう一度、調べ直すことを決意する。江南と島田が向かった先とは。そして、江南が語る最後の仮説とは。
奥智哉
青木崇高
望月歩
長濱ねる
今井悠貴
仲村トオル
川邊昭宏
長澤一史