歌手志望生のユジョンはアルバイトを掛け持ちしながら親が残した借金を返済していた。ある日、アルバイトの後に路上ライブをし、帰宅するとユジョンのもとにドヨンが現れる。ドヨンはユジョンに高額なアルバイトのお願いを頼む。お願いとは指定された時間と場所で伽耶琴（カヤグム）を演奏するというものだ。背に腹は代えられないと不安が残るまま演奏をしに行ったユジョンは演奏をするとそこには韓服を来た青年が現れる…。

時は朝鮮時代、ある日、河原で洗濯をするユジョンが歌っていた歌を聞いて思わず引き寄せられてしまったヨン。突然現れたヨンに驚いたユジョンは川に流された洗濯物を取りに行き溺れてしまう。ヨンはユジョンを助けるが、目覚めたユジョンはお礼も言わずに立ち去ろうとする…。その後、ユジョンを忘れられないヨンはユジョンを風月堂に連れていくが…。一方、現代のユジョンは記憶を失ったヨンを家に連れて帰っていた。朝鮮時代から来たヨンは2021年にやってきたことを信じられないようだが、ユジョンの歌を聞いて何かを思い出すのであった。

仕方なくヨンを家に泊めたユジョンは朝目覚めると貸したテントが壊れていた。ヨンに対してひどい扱いをしてしまったかと思ったユジョンは、ヨンの記憶が戻そうと図書館で朝鮮時代の出来事について一緒に調べることに。歴史書を読んでいるうちにヨンは一部の記憶を取り戻し、突然“ユジョン”と名を口にする。自分のことを知っていた理由をヨンから聞いたユジョンは自身も幻を見ていたことを思い出す。そして、ドヨンなら何か知っているかもと考えたユジョンであったがアルバイトの時間になってしまい…。

朝鮮時代、ヨンと心が通じ合ったユジョンはヨンと手を取り合い、幸せな時間を過ごしていた。しかしそのことが周囲にバレて、奴婢の身分で恋愛をしたことを罪とされてしまう。そんな中、ヨンはドヨンからユジョンの運命を告げられ離れろと言われる。しかしヨンはドヨンの言葉を無視し、ユジョンのもとに向かってしまう。 一方、現代。ユジョンはウォンに起こされ、オーディション会場へと向かうがそれを心配したヨンがついてきてしまい…

ヨンとウォンの言い争いに巻き込まれ、転んだユジョンは車に轢かれそうになってしまう。幸い事故は免れたが、ヨンも一緒にオーディション会場に向かうことに。いよいよオーディションが直前に迫ったユジョンは緊張し、自分の順番を逃しそうになっていたが、そこにヨンが現れ、デュエットとして参加する。見事1次予選を合格した2人は弘大で路上ライブに向かうが番組効果で2人に気づく人もいて…。一方ウォンはオーディション会場で見たユジョンとヨンの姿が忘れられずにいた。

2人で曲を作ることになったユギョンとヨン。歌詞を書くというヨンに期待するユジョンであったが、家に帰ると家の前に記者が集まっていて…。オーディションの日に盗撮されたウォンとユジョン、そしてヨンの写真が記事になっていたのだ。騒動が大きくなってしまったため、ウォンの事務所の社長はユジョンとヨンを一旦事務所にかくまうが、そこでヨンはドヨンと再会してしまう。自分が生きていた過去にいたドヨンと“同じ”であることが分かったヨンはユジョンのことも尋ねてみる。しかし過去からの運命は変えられないという返答がくる…。