高機能自閉症の繭子(ともさかりえ)が、元精神科医・狭山(上川隆也)と出会い、恋愛感情を覚えていく様子を描く。共演は藤原竜也、真行寺君枝、斉藤洋介、加藤茶ら。
エピソード1
#1 私はひとりじゃない?
高機能自閉症という障害を持つ繭子(ともさかりえ)は、天気の予知や記憶力に優れ、弟の潤(藤原竜也)の助けを借りて気象予報のホームページを開いている。ある雨の日、散歩を楽しむ繭子は慎一(上川隆也)と出会う。かつては精神科医だった慎一は、潤の予備校の講師。自分が約束を守らなかった為に恋人を事故で失い、それが原因でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えていた・・・。
エピソード2
#2 あなたの心がわかりたい
自分が高機能自閉症と知った繭子(ともさかりえ)は、社会に適応する能力を身につけようと前向きに考え始める。慎一(上川隆也)は、そんな彼女を1人の人間として、ひかれるものを感じていた。しかし、自分の過去に触れられたくない慎一と、感情を読むのが苦手な繭子との間にずれが生じてしまう。ある日、水島(宅麻伸)が雨宮家を訪ね、後援会の壇上で繭子を自閉症だと発言したことを詫び、繭子の今後を支援すると話す。一方、繭子が慎一に心を開いている事、慎一が元精神科医だと知った亜希子(真行寺君枝)は・・・。
エピソード3
#3 あなたのために笑いたい
繭子(ともさかりえ)は自分で見つけた気象予報会社の入社試験を受けようと決意。嬉しさを隠し切れず慎一(上川隆也)に報告しに行く。ところが、繭子の決意をよそに、父・洋平(加藤茶)が建設会社の下請け工場での仕事話を持ってきた。翌日、亜希子(真行寺君枝)と工場を見学した繭子は、工場で働く同じ自閉症の女の子・美咲(山口もえ)と出会い、友達になる。しかし、繭子は工場で働きたくないと言って洋平を怒らせ、家を飛び出してしまう・・・。
エピソード4
#4 最初の一歩
繭子(ともさかりえ)は気象予報会社「ウェザーワールド」でアルバイトとして働くことが決まった。嬉しくてたまらない繭子は真っ先に慎一(上川隆也)に報告する。慎一も繭子の頑張りが自分の事のように嬉しく「空はいつでも君の味方」と言って、繭子の新しい門出を祝う。出勤初日、繭子は鋭い予報をして社内の注目を集めるが、先輩の圭子(川越美和)はそんな繭子に対して敵対心を抱く。そんな中、リナ(椋木美羽)が書いた「雨宮繭子の天気予報は自閉症特有の能力だった」という記事が週刊誌に掲載され・・・。
エピソード5
#5 先生が嘘をついた
繭子(ともさかりえ)が気象予報会社で働き始めた矢先、週刊誌に繭子の記事が掲載され、自閉症であることが知られてしまった。繭子はいつも通り出社するが、繭子の記事を読んだ同僚達の態度はぎこちなく、そのうえ圭子(川越美和)は1度に3つもの仕事を命じ、繭子を混乱させる。落ち込んだ繭子は、慎一(上川隆也)につらい気持ちを告白する。同じ頃、リナ(椋木美羽)と慎一との間に関係があると聞いた潤(藤原竜也)は、リナの会社を訪れ、慎一との関係を問いただし・・・。
エピソード6
#6 恋人になりたい
慎一(上川隆也)が精神科医として繭子(ともさかりえ)のカウンセリングをする事になった。恋人の死以来、医者を辞めていた慎一だったが、繭子がやりたい仕事を続けられるようにと医者に戻ることを決意した。慎一は繭子に相手の目を見て話すこと、表情から人の気持ちを察することを教える。そして、慎一の治療を受けた繭子はふいに潤(藤原竜也)が、初めて家に来た日の記憶を思い出す。それを聞いた潤は動揺し、自分の出生に疑念を抱く。