傷害罪で2年間服役し、出所後は職を転々。まともな社会生活を送れずにいる高村樹（草川拓弥）は、声をかけてきた謎の男・カトウ（細田善彦）から、元受刑者特別支援プログラムに招待される。このプログラムに合格すると社会復帰に必要なものを何でも支援してもらえるという。 人生逆転のチャンス到来と集まったのは、元薬物犯の小森琥太郎（高野洸）、美人局の常習犯・一ノ瀬夢愛（井頭愛海）、横領を働いた立花理子（渡邉美穂）、元闇バイトの指示役・堂上翔太（吉田健悟）、顧客から金を盗んだ元ジムトレーナーの富樫統晴（佐伯大地）、樹の計6人。彼らは、専用の施設で1カ月間の共同生活を送ることになる。

統晴（佐伯大地）が死んだ。カトウ（細田善彦）によると死因は溺死で、事故だという。しかし、偶然統晴の遺体を目にした樹（草川拓弥）は、その言葉に疑念を抱く。 一方、死者が出て動揺するメンバーたちの様子を見たカトウは、このままプログラムを続けるかどうか、1日考えるよう告げる。しかし、行く当てのない樹だけは施設に残ることを即決。 その日の夜、夢愛（井頭愛海）の元に美人局の共謀犯だったカイ（山下永玖）から電話が。最近出所したというカイは、騙し取ったお金を被害者に返したいという夢愛の願いに、2人で返していくことを提案。その言葉にカイへの愛情が再燃した夢愛は、プログラムをリタイアすると一同に報告するが…。

壁に書かれた「逃げろ」の文字を見た樹（草川拓弥）は、プログラムの背後に得体の知れない“何か”を感じるが、施設は金網のフェンスで囲われていて、逃げ出せそうにない。 そんななか、カトウ（細田善彦）がメンバー同士の交流を図るためにドッジボールを行うと言い出す。樹は琥太郎（高野洸）とペアを組み、夢愛（井頭愛海）、理子（渡邉美穂）、翔太（吉田健悟）チームと対戦。コートに立った樹はあっさりアウトに。不思議に思った琥太郎が駆け寄ると、樹の口から思いがけない言葉が飛び出す。 ともに汗を流したことで5人の距離は少し縮まったように見えたが、そんな関係を壊すかのように、カトウは次なる罠を仕掛ける。すると、まんまと術中にはまった琥太郎、夢愛、理子、翔太が次々と樹を陥れるような行動に出て…。