裕福な家庭に育った19歳の中根鏡子(尾野真千子)は、高級官僚の父・重一(舘ひろし)にすすめられ、夏目金之助(漱石の本名・長谷川博己)と見合いをする。金之助に一目ぼれする鏡子、一方金之助は鏡子の屈託の無い笑顔に魅了され二人は結婚、金之助が高校の教師として赴任した熊本で新婚生活を始める。家庭のぬくもりを知らない気難し屋の漱石に寄りそい頑張る鏡子。しかし失敗を繰り返しとんでもない事件を起こしてしまう。[FICT](C)NHK
英語研究のため夏目金之助(漱石:長谷川博己)はイギリスに留学、鏡子(尾野真千子)は東京の実家の離れで暮らすことに。ほどなく金之助は神経衰弱で様子がおかしいといううわさが鏡子の元に届く。不安になった鏡子は、父の重一(舘ひろし)や、正岡子規(加藤虎ノ介)に相談する。月日がたち2年余りの留学を終えて金之助が帰国。金之助との平穏な暮らしを願う鏡子だったが、金之助は急に暴力を振るうような人物に変わっていた。[FICT](C)NHK
夏目金之助(漱石:長谷川博己)の書いた小説「吾輩(わがはい)は猫である」が評判を呼び、金之助は一躍作家として有名になる。そして金之助は教師をやめて作家になることに興味を示すが、鏡子(尾野真千子)は猛反対する。そんなある日、金之助が幼い頃に世話になった養父の塩原昌之助(竹中直人)が、夏目家にやって来る。塩原は金之助に昔のように親しいつきあいをしてくれと頼むが、金之助は金が目当てではないかと疑う。[FICT](C)NHK
最近夏目金之助(漱石:長谷川博己)が女流作家の大塚楠緒子(壇蜜)と親しくしていると知った鏡子(尾野真千子)は、気分が穏やかでなかった。そんなある日、夏目家に親しく出入りしていた足尾銅山の元坑夫・荒井(満島真之介)が鏡子のいとこの山田房子(黒島結菜)から借金したまま姿を消す。房子と荒井の行方を捜す鏡子。一方そのころから小説の執筆で忙しくなった金之助は、持病の胃の病の療養のため静岡の修善寺に行くが…。[FICT](C)NHK