成宗13年(1482年)。朝鮮王朝第9代王の成宗は、元妃のユンを毒殺する。武官のソ・チョンスは良心がとがめながらも王命に従うしかなかった。チョンスは山中で誤って崖から転落するが、その時彼を救った人物から自分の運命を聞かされる。14年の時が流れ、味尚宮のもとを訪れたパク尚宮はチェ尚宮の不審な行動を報告する。しかしパク尚宮はチェ一族の陰謀によって毒を飲まされ山に捨てられてしまう。山で倒れているパク尚宮をチョンスが救い出す。
8年後、夫婦となったチョンスとミョンイ(パク尚宮)は娘のチャングムと身分を隠して暮らしていた。第10代王の燕山君は悪行の限りを尽くし、母のユン妃毒殺に関わった者に対して報復を開始する。そのためチョンスは捕らわれの身となる。チョンスを追いかけてミョンイとチャングムは漢陽(現在のソウル)へ行くが、チェ尚宮に見つかりミョンイはチェ一族によって殺される。チャングムは母の遺言を胸に生きる決意をする。
両親を亡くしたチャングムはドック夫妻のもとで成長する。ある日、チャングムはドックの手伝いで晋城大君へ酒を届ける。その酒の瓶には燕山君を倒すための企てが隠されていた。企てが成功し晋城大君は第11代王となる。その功績を認められたチャングムは宮中に上がることに。宮中では身分違いだといじめに遭う。悔しくてチャングムとヨンセンが退膳間に隠れていると、ハン尚宮に見つかってしまう。驚いたヨンセンが転んだことで王の食事が台無しに・・・
王の食事を台無しにしたチャングムとヨンセンは退膳間に閉じ込められる。このことを知った訓育尚宮は罰として掃除を命じる。う余曲折の末、女官試験を受けることができたチャングムはハン尚宮のもとに配属された。そんなある日、大妃殿の食材が傷んでいるのが発覚する。ところが水剌間の食材は傷んでおらずそのことを不思議に思ったハン尚宮は、井戸水を沸かして皿洗いをするチャングムを見て食材が傷まなかった理由を知りその聡明さに驚く。
クミョンは月明かりの下で松の実刺しを練習しているチャングムにコツを教えてやる。競技会での試験科目は松の実刺しで行われ、チャングムはクミョンに次いで2番になる。しかしこのことでチャングムはみんなから誤解を受けるはめに。一方、水剌間では最高尚宮にチェ一族の思惑どおりになるチョン尚宮が就く。ところがチョン尚宮は最高尚宮の地位は実力で決まると宣言。クミョンは叔母のチェ尚宮に、チャングムはハン尚宮に料理を習う。
成人になってもチャングムは好奇心旺盛で、皿洗いの罰を受けていた。そのころ姫が食事をとらなくなり、先代から伝わる秘法も効果がない。クミョンはチャングムが炭を使うのを見て、炭でかゆを炊くことを思いつく。これが功を奏しクミョンは王の誕生日に使う鶏の管理を任されるが、鶏がいなくなってしまう。そのことに気付いたチャングムはクミョンとともに宮中を抜け出して鶏を入手しにいく。宮中では2人がいなくなったことに気づき・・・
イ・ヨンエ
Seo Jang-geum
チ・ジニ
Min Jung-ho
ホン・リナ
Choi Geum-young
イム・ホ
出演者
ヤン・ミギョン
Court lady Han