帰らないおじさん

定時に退社後、銀行支店長の星さん (光石研) は、スーパー店長の渡辺さん (高橋克実) と、スポーツ用品メーカー営業部長の常田さん (橋本じゅん) と公園で落ち合う。彼らの目的は自分たちが楽しめる“金のかからない遊び”を考え、実行する事。今日は星さん提案の「無目的散歩」。投げた棒切れの先を進路として、おじさんたちは大はしゃぎで進んで行く。果たして、棒が指し示す先に待ち受けるものとは…!?

いつもの公園に集まるおじさんたち。渡辺さん(高橋克実)が持ってきたのは、懐かしの野球盤。おじさんたちの野球盤対決に出てくる選手は、往年のスター選手ばかりだ。そんな３人に陰から熱視線を送る、ファンシー雑貨メーカーに勤めるOL、松永麗子(清水麻璃亜)。食い入るようにおじさんたちを見つめる麗子…やがて、白熱してきた試合は掟破りともいえる“消える魔球”の使用についての論争に発展するのだが…。

近所をサイクリングすることにしたおじさんたち。ただのサイクリングではつまらないので、罰ゲーム付きのレースをすることに。名付けて「ツール･ド･ご近所」。罰ゲームは、ビリが一位のお願いを聞くというものだ。常田さん (橋本じゅん) はロードバイクで参戦。渡辺さん (高橋克実) は電動アシスト付き、星さん (光石研) は普通のママチャリだ…自転車のスペック差を無視してレースはスタート! 果たして、優勝の栄冠は誰の手に!?

いつもと違う場所に集まるおじさんたち。ここは男のロマンあふれる「大人の秘密基地」。段ボール、ベニヤ板、マットやビニールシートを持ち込み基地を理想形に近づけていく。その様子をたまたま見つけた麗子 (清水麻璃亜) は、3人のいない間に思わず基地に侵入…。翌週、各々が好きに過ごすべく基地に集まった3人は、駄菓子屋に買い出しに。予算200円以内で買って来た駄菓子選びのセンスを競う事になるのだが…。

常田さん (橋本じゅん) が、深刻な表情でいつもの公園にやってきた。星さん (光石研) と渡辺さん (高橋克実) がその理由を問い詰めると…どうやら部下の披露宴で余興ダンスを踊る事になり、2人にも手伝ってほしいのだという。しかも、課題曲は人気アイドルグループ･ストロベリームーン。しかし、おじさんたちがダンスを踊れるわけもなく…。そんな中、途方に暮れるおじさんたちに遭遇した麗子 (清水麻璃亜) は、偶然星さんと会話をすることになり…。

公園に集まった3人のおじさん。今日の遊びは、「ワンコインおつまみ選手権」だ。ルールは予算500円以内で一番イイおつまみを選んだ人が優勝、というおつまみ異種格闘技戦。星さん (光石研) や常田さん (橋本じゅん) が、商店街でおつまみを物色する中、不穏な動きを見せる渡辺さん (高橋克実)。渡辺さんが行きついた先は、自分が店長をつとめるスーパー。それぞれのおつまみを手に再集結した3おじは、品評会を始めることになるのだが…。