平成4年春、大阪船場を代表する名家・蒔岡家は会社を人手に渡し、元禄以来の歴史を閉じた。本家を守る長女・鶴子(中山美穂)は、かつての栄華の記憶を胸に、誇り高く振る舞う。次女・幸子(高岡早紀)は二人の妹に振り回されている。実らぬ見合いは、すでに20回近い三女・雪子(伊藤歩)、そして、恋多き奔放な四女・妙子(中村ゆり)。この日も雪子は、とある男との見合いに臨むのだが…。[FICT](C)NHK/オッティモ
妙子(中村ゆり)は駆け落ちまでした腐れ縁の啓坊(福士誠治)から指輪を送られるが、写真スタジオを切り盛りする板倉(柄本佑)と急接近していた。幸子夫婦(高岡早紀・神尾佑)には井谷(濱田マリ)から雪子(伊藤歩)の新たなお見合いの話が持ち込まれた。大学でマグロの研究をしているというその男・野村(松尾スズキ)は40代というが著しく老けて見えた…。[FICT](C)NHK/オッティモ
妙子(中村ゆり)と板倉(柄本佑)の関係を見とがめた啓坊(福士誠治)は、妙子が板倉に贈った大切なものを壊してしまう。一方、雪子(伊藤歩)のお見合い相手は、製薬会社の専務で、妻を亡くして娘と二人で暮らす橋寺(石黒賢)。りりしい写真に幸子(高岡早紀)も乗り気だが、見合い当日、早口でまくしたてる姉(熊谷真実)にみな圧倒される。ある日、鶴子(中山美穂)が分家にやってくる。[FICT](C)NHK/オッティモ
妙子(中村ゆり)の恋人板倉(柄本佑)の運命は?一方、雪子(伊藤歩)の今度の相手は旧子爵家のお坊ちゃま。見合い当日、現れた御牧(ムロツヨシ)は、冬なのに、ジャケットに半ズボンといういでたち。そのころ、本家では辰雄(甲本雅裕)の東京転勤が決まる。東京で姉(中山美穂)が暮らせるわけがないと幸子(高岡早紀)は反対する。やがて、妙子の衝撃の告白が…。[FICT](C)NHK/オッティモ