彼女のいない時間

主人公ウンテ（キム・ヒョンジュン）は高校生の頃に出会った日本人女性と結婚し幸せな生活を送っていたが、不慮の事故で愛する妻を喪う。 ショックのためか妻に関する記憶を思い出せなくなり、絶望したウンテは後を追う決心をするが、偶然目にしたタイムカプセルを抱える昔の写真をきっかけに、タイムカプセル公園で有名な韓国・チョンソンへ記憶を辿る旅に出る。 そして、その道中で不思議な少女と出会い共に旅をすることに…

ウンテ（キム・ヒョンジュン）が目を覚ますと、一緒にいたはずの少女（天翔天音）はいなくなっていた。仕方なく彼女の荷物を持って移動したウンテのもとに、どこからか少女が現れる。 ウンテは妻が亡くなってから初めて食べる物を口に入れる。そして、慣れないお酒を飲んだウンテは少女に辛辣な言葉を投げかけ一人で店を出るのだが… ―――その後、なぜか少女と同じ部屋で一夜を共にすることになる。

ウンテ（キム・ヒョンジュン）は朝の光に照らされる少女（天翔天音）を見つめてしまう。 少女はウンテを色々な場所へ連れていく。風光明媚なスカイウォークや活気あるチョンソンの市場などを巡るうちに、少女との時間を少しずつ心地よいと感じてしまい、ウンテは罪悪感をおぼえる。そして、妻の記憶を取り戻すことが目的だと、自分を戒める。 翌日、訪れたとあるお寺で、少女はウンテに思いがけない行動を取り…

ウンテ（キム・ヒョンジュン）が願ったのは、“マイを探しにいく”ということ。 突然のキスのあと、少女（天翔天音）はウンテが願い札に書いた願い事を読み、気がかりなメッセージを残して姿を消してしまう。 悩めるウンテは、亡き妻の記憶を探す道中で少女と出遭ってから起こった様々な出来事を思い返す…彼女は、一緒にいたはずなのに…… そして、断片的な記憶をたよりに、ウンテは最後の手がかりを求めて名古屋へ向う。