ある日主水は、「おまえのうらかせぎしってるぞ」と書かれた付文が知らぬ間に懐に入っているのを発見。慌てて加代やおりくに繋ぎを取る主水だが、敵の正体や目的は分からない。そんな中、奉行所の上役・田中が何者かによって誘拐されてしまう。©松竹・ABC
近頃江戸では、五人組の押込み強盗が出没。主水たちは手掛かりを探すが、その正体は一向に掴めない。そんな中、呉服問屋・伊勢屋の一人娘・お弓は、友人たちと一緒に温泉旅行へ出掛けるが……その宿の主・藤七と女房のお甲こそ、件の強盗の頭目であった。©松竹・ABC
加代は謎の男・孫七に頼まれ、「五里霧林」なるからくり玩具を売ることに。最初に解いた者には千両の賞金が出るとあって五里霧林は大評判となり、加代は笑いが止まらない。しかし孫七には何やら訳があるらしく、その後も身元や居所を明かそうとはしない……。©松竹・ABC
奉行所の金銭出納役を務める下山は、以前関係を持ってしまった女・お直に金を強請り取られていた。ついには公金二百両を三日だけ貸して欲しいと詰め寄られるが、偶然話を聞いた高僧・玄円が保証人を買って出ることに。しかし、お直と玄円は実はぐるであった。©松竹・ABC
奉行所の人員整理で同心部屋からも一人退職者を出すことになり、筆頭候補の主水は加代に職探しを頼む始末。その頃政は、育ての親である活け花の師匠・お京を訪ねていた。十五年前に父を亡くした政にとって、彼女は育ての親兼仕事人の師匠でもあったが……。©松竹・ABC
奉行所では仕事人の探索が急に厳しくなり、主水は加代に一時身を隠すよう指示。これを受け、政・竜・順之助たちは江戸の外れにある温泉・加納の湯に落ち着く。ところがそこへ、江戸を追われてきた仕事人たちが現れ、人質を取って宿に立て篭もってしまう。©松竹・ABC