公団住宅に車椅子の母・邦子と2人で暮らす岸田サチは、母の介助を淡々とこなし、アルバイトに出かけていく。樋口若葉は、祖母・富士子と共に働くちくわぶ工場で何となく社員たちに疎まれている。タクシー運転手・野田翔子は、パッとしない営業成績で…。
エピソード1
第1話
公団住宅に車椅子の母と2人で暮らす岸田サチに、いつもの朝がくる。食事の支度と母・邦子の介助を淡々とこなし、アルバイトに出かけていくサチに、邦子は何度も「ごめんね」を繰り返すが、サチは言葉を返さず...。
エピソード2
第2話
サチ、野田翔子、樋口若葉が出会ったバスツアーから数週間。連絡先の交換を断り、覚悟をもって辛いだけの日常に戻ったサチだったが、うまくいかないことがあるたび、誰かに話したくなっている自分に気づき...。
エピソード3
第3話
1度目のバスツアーで、サチ、翔子、若葉の3人で買った宝くじのうち、サチが持ち帰った番号が1等3千万円に当せん。サチは山分けの約束を果たすべく再度バスツアーに参加し、翔子、若葉と感動の再会を果たす。
エピソード4
第4話
サチのバイト先に父・博嗣が金の無心に現れる。離婚後のこととはいえ、邦子が車椅子生活を送ることになった際、1円の援助もしてくれなかった博嗣に、サチは恨み以外の感情を持てないでいるのだが...。
エピソード5
第5話
「3人でカフェを開く」という共通の夢を得て、サチは毎日を生き生きと送り始める。翔子もまた、おしゃれなカフェ情報を収集し、無味乾燥だった日々がウキウキとした気持ちに彩られていくが、若葉は...。
エピソード6
第6話
翔子がカフェにうってつけの賃貸物件を探し当てる。サチ、若葉に市川みねも加わり、4人は現地視察に向かう。ところが、物件は一足違いで借り手が決まってしまい、サチたちはやり場のない絶望感を味わうが...。