昭和60年。かつて“チー37号”と称され、世間を騒がせた偽札が再び出回り始める。父が危篤のなか、刑事・小林は犯人探しに奔走するが、過去と密接に絡む事件の捜査は難航。当時政治犯の仕業と噂されながらも迷宮入りした事件には、意外な犯人の存在があった。