アップルフィールド施設院で暮らす少女・ナージャのもとに、トランクが送られてきた。中にはきれいなドレスと日記帳、そしてナージャが母親と再会できるよう願う手紙が入っていた。死んだと思っていた母が生きていた! 驚きながらも再会を夢見るナージャ。だが、不思議な運命を予言された晩、施設院は炎に包まれる。
施設院の仲間を巻き込まないために、ナージャは置手紙を残してアップルフィールドに別れを告げる。母親捜しの第一歩として働こうとするが、仕事はなかなか見つかない。街は悪い商人や貴族だけを狙う怪盗黒バラの噂で持ちきり。旅芸人のダンデライオン一座の舞台を見たナージャは、仲間に入れてもらおうとテストを受ける。(C)東映アニメーション
大英博物館前での公演を成功させようと、団長たちが街へ宣伝に出かけている間に、リタを乗せたからくり自動車が奪われてしまった。驚いたナージャは、新聞記者ハービーたちと後を追いかける。運転していた少年・ケンノスケにも自動車は止められず、さらにスピードアップ、このまま進めばテムズ河に落ちてしまう!(C)東映アニメーション
ついに初舞台の日を迎えたナージャ。可憐な踊りと早がわりで観客の心をつかみ、公演は大成功。上機嫌の団長が、みんなを博物館に連れて行ってくれることになった。初めて見るミイラに驚くナージャは、考古学者を目指すクリスチャンに出会う。意気投合して再会を約束するが、一座は急に出発して街を離れることになり…。(C)東映アニメーション
ナージャはおばばと共に貴族に帽子を届けた。屋敷の中で迷子になった彼女は、召使いに間違われてしまう。メイドのマーサによると、ナージャがひそかに「星の瞳のナイト」と呼ぶ青年は、この屋敷の息子フランシスだという。あまりにも住む世界の違う人…あきらめきれないナージャの耳に、舞踏会の音楽が聞こえてくる。(C)東映アニメーション
花の都パリでもダンデライオン一座の公演は大成功。ハービーの弟・TJが気に入らないケンノスケだが、ナージャのお母さんを捜すため、ひとまず休戦協定を結ぶ。ドイツ語で書かれていた日記をアーベルに読んでもらったナージャは、お母さんが始めてダンスを踊った相手・画家のマレーを捜す。しかし、有力な情報はなく…。(C)東映アニメーション