燕王国の王子、喩非梵(ゆ・ひはん)は、国を治める将軍の娘、尹南瑶(いん・なんよう)と結婚している…と周囲は思っている。実は花嫁の正体は、王子の命を奪いに来た、秘密組織からの殺し屋、月見(げつ・けん)だった。しかし王子も見かけによらず、犯罪者をあぶり出し、不義を罰するために、極秘で潜入捜査を遂行中だったのだ。 二人が駆け引きを繰り広げ、お互いを知っていくうちに、月見は王子のことを暗殺することにためらいを感じるようになってしまう。同様に、王子の喩非梵も、自分が大切に思うようになった“花嫁”の正体を暴露することにますます消極的になっていく。 自分の本当の気持ちに正直になり、2人は結ばれることができるのか…?
