殺意の道程
ある日、小さな会社の社長・窪田貴樹 (日野陽仁) が自ら命を絶った。貴樹は取引先の社長・室岡義之 (鶴見辰吾) の口車に乗せられ、多額の負債を抱えてすべてを失い、絶望してビルの屋上から投身した。遺族たちの訴えもむなしく一切罪を問われずに、のうのうと裕福に暮らす室岡への復讐を心に誓う貴樹の息子・窪田一馬 (井浦新)。一馬はいとこの吾妻満 (バカリズム) とともに室岡殺害の完全犯罪を企てる。しかし、人を殺すにも準備は必要。これまで一度も犯罪に手を染めたことのない2人は、一馬の親友・重盛隼人 (河相我聞) や、重盛のなじみのキャバクラ嬢このは (堀田真由)、同じくキャバクラ嬢のゆずき (佐久間由衣) など信頼する人々の協力を得て、悪戦苦闘しながら殺害方法を探っていく。果たして、一馬と満は復讐を成し遂げられるのか。