慶応３年（１８６７）、パリ万国博覧会で、幕府一行に加わる会津藩・平沼銑次（せんじ）と独自に参加する薩摩藩・刈谷嘉顕（よしあき）は宿命的な出会いをします。[TAIG](C)NHK

幕府と薩摩の間に緊張が走るパリで、嘉顕は幕府側の動きを探るため御用商人を訪ねると、芸者・おもんを紹介されます。一方、銑次は狙撃犯を探しにパリの街に出ます。[TAIG](C)NHK

おもんが誘拐され、嘉顕と銑次は協力して助け出します。銑次はパリで、日本の文化や政治の遅れを知り、嘉顕は故郷からの手紙で、恋人の菊子と兄との結婚を知ります。[TAIG](C)NHK

銑次と嘉顕はおもんから狙撃犯は誘拐犯と同一人物だと聞かされます。おもんは再び行方不明になりますが、銑次と嘉顕が救い出します。背後には西欧諸国の思惑がありました。[TAIG](C)NHK

おもんの誘拐事件で立場を異にする銑次と嘉顕は固い友情で結ばれ、パリで西欧文化を身につけようと努めます。パリ万博が終わり、２人に「幕府倒れる」の知らせが届きます。[TAIG](C)NHK

パリから帰国して、嘉顕が江戸で見たものは、薩摩藩に対する江戸町民の反感と旧幕臣たちの不穏な動きでした。嘉顕は京にいる大久保利通に状況を報告して鹿児島へ帰ります。[TAIG](C)NHK