大手銀行の監査役が活躍する人気漫画を織田裕二主演でドラマ化。強い正義感と厚い人情を持つ主人公が、銀行の不正を徹底究明すべく行内の抵抗勢力に戦いを挑む。
エピソード1
第一話
おおぞら銀行地蔵通り支店長の野崎修平(織田裕二)の元に支店閉鎖の通達が下った。出向を覚悟していた野崎の次なる異動先は、役員昇格となる監査役への就任だった。就任後の野崎に一枚のメモが届けられる。そこにはタニダエージェンシーという企業を調査するように書かれていた。調査を始める野崎だったが、かつての部下だった阿部龍平(ユースケ・サンタマリア)から調査を止めろとの指示が下る・・・・・・。
エピソード2
第二話
野崎は引き続きタニダエージェンシーから端を発した、おおぞら銀行の不正融資疑惑を調べていた。その頃、頭取の京極雅彦 (古谷一行) は関連会社の社長を務めていた武田真吾 (岸谷五朗) を本店に呼び戻す。京極は武田の一番のライバルは野崎だと告げ、武田は野崎に接触を図る。一方、本店人事部では立川祥子 (松嶋奈々子) におおぞら銀行初の女性支店長誕生の辞令が下っていた。
エピソード3
第三話
おおぞら銀行東銀座支店長の立川祥子が野崎に相談を持ちかけてきた。支店の管轄にある木村ビルのオーナー・木村ウメ(田島令子)が不当にビルを取り上げられたと怒鳴り込んできたのだ。しかし、木村ビルに関する資料は支店には一切残されておらず、本店からはこの件に関わらない方が良いと圧力をかけられたという。不審に思った野崎は木村ビルの調査を始める。それは、おおぞら銀行最大の闇に繋がるきっかけだった・・・・・・。
エピソード4
第四話
野崎の木村ビルの調査が行き詰まっていた時、業務推進部の坂本 (駿河太郎) が不良債権に関する詳細な情報を得て野崎に協力しようと、夜中に部長の西條 (三浦誠己) のパソコンからデータを抜きだそうとした。しかし、その現場を西條に見られ、坂本は懲罰委員会にかけられる事に。一方、木村ビルの担当をしていた安藤 (松尾諭) は、野崎に「G1計画」の情報を伝えるため本店に訪れる。だがその前に現れたのは武田だった。
エピソード5
第五話
木村ビルの火災現場に駆けつける野崎に、これ以上、この件に関して嗅ぎ回るなとの脅迫電話が入る。さらに脅しの手は野崎の家族にまでも。しかし、ウメや野崎の妻・志穂(西田尚美)から、こんなことに屈してはいけないと激励を受け、追及を諦めないと決意、すべてを知る京極と対峙し、辞任を迫る。京極は野崎が真相に近づいてきた事を危惧し、かつて京極の懐刀として暗躍した、柳沢(光石研)を本店に呼び戻す・・・・・・。
エピソード6
第六話
柳沢の暗躍により、「G1計画」は元東銀座支店長・大森(螢雪次郎)の独断で行ったことと片付けられた。すべての真相は闇の中に。しかし、世間一般のおおぞら銀行への風当たりは強くなっていた。自らの知りうる「G1計画」の実態を公表すれば、おおぞらは潰れかねない。しかし、このまま闇を闇の中にとどめておいては、おおぞらの未来が無い。野崎は葛藤する。そして、運命の株主総会を迎える・・・・・・。
織田裕二
権野元