社内処刑人～彼女は敵を消していく～

純粋だが地味で内向的な派遣社員･浅見ほのか (生駒里奈) は、ハラスメントが横行する社内で仕事を押し付けられたり、トラブルの濡れ衣を着せられたりしながらも耐える日々を送っていた。そんなほのかの前に、新たに入社した派遣社員･深瀬のぞみ (中村ゆりか) が現れる。仕事ができて美しく目立つのぞみはすぐさま先輩社員から目をつけられるが、ほのかと急接近し、親しくなる。そんな中、ほのかにハラスメントを働いていた先輩社員が、社内で起こったある事件によって突然の退職に追い込まれる。数日後、社内でほのかはある衝撃的な光景を目にする。

ほのか (生駒里奈) はのぞみ (中村ゆりか) と絆を深め、色のない生活が一変しかけていた。だがそんな矢先、先輩社員の矢野 (河邑ミク) が社内で首を吊った状態で発見される! 矢野は奇跡的に命を取り留めるが、昏睡状態のまま。現場には争ったような形跡があり、それを見たビッグクライアントの副島 (猪塚健太) が殺人未遂だと言い出す。さらに副島は「5年前を思い出すね」と意味深な発言をし、ほのかにのぞみのことをしっかり見ておくよう忠告する。のぞみの入社と時を同じくして連発する奇妙な事件。不審に思うほのかのもとに、のぞみから電話が—

のぞみ (中村ゆりか) が名前や経歴などすべてを偽っていたことがわかった。一体、のぞみは何者で何をしようとしているのか? そんな折、副島 (猪塚健太) はほのか (生駒里奈) に衝撃的な事実を明かす。そして、これ以上の真実を探ろうとすれば、ほのかにも危険が及ぶと釘を刺す。副島の警告はまもなく現実のものに…。同じころ、昏睡状態が続く矢野 (河邑ミク) の病室を見舞う黒崎 (岩男海史) にのぞみが接近。黒崎に思わぬ依頼を持ちかける。一方、事件を追う刑事の青田 (納谷健) は、5年前の鍵を握る“ある女性”の居場所を突き止めるが…。

のぞみ (中村ゆりか) を案じる副島 (猪塚健太) に急き立てられ、ほのか (生駒里奈) が向かったのは、姿を消していた元社員･英子 (鈴木ゆうか) の家。だが、すでに英子はのぞみに連れ去られた後で…。2人の行方を追うほのかは、会社の過去を調べる中で浮上した女性･沙希 (川津明日香) とのぞみの思わぬ関係を副島から聞き、言葉を失う。そのころ、のぞみは英子に聞かせるように、沙希が残した日記を読み上げていた。5年前、同期入社でよきライバルだった沙希と英子。2人は、新しいプロジェクト案を競う重要なコンペに参加したが…。