日本最大の新聞社、日本新報社長の小寺政夫 (中村敦夫) はついに決断した。日本の新聞社初となる“身売り"を実行するのだ。相手は米巨大ネットショッピング会社AMCの日本法人社長・青井聡太 (三上博史)。まるで黒船のように現われた外資が、日本の新聞をのみ込もうとしていた。そんな折、小寺が急逝。後任の新里明 (笹野高史) が引き継いだこの交渉は、簡単には進まないことが予想された。実は、青井は元日本新報の記者で新里とは浅からぬ因縁があったのだ。
エピソード1
黒船襲来
発行部数の減少により経営危機に陥った巨大新聞社・日本新報が新聞社初となる身売りを決断。交渉相手は外資系ネット通販会社・AMCジャパンの社長である青井聡太 (三上博史) だった。そんな折、社長の小寺政夫 (中村敦夫) が急死し、混乱の渦に巻き込まれる日本新報。交渉を引き継いだ新社長の新里明 (笹野高史) は、社長室の若手社員・南康祐 (福士誠治) とともに、ドナルド・トランプ大統領を彷彿させる青井と対峙することに。
エピソード2
革命の狼煙
青井が身売りを引き受ける条件として日本新報に突き付けたのは、「紙の新聞の全面停止」だった。あまりに過激な要求に反発する日本新報経営陣。新里から青井の真意を探ることを命じられた南は、青井の秘書・高鳥亜都子 (北乃きい) に接近を試みる。一方、日本新報の創業者一族である長澤英昭 (田中泯) は、民自党政調会長の三池高志 (岸部一徳) に働き掛け、身売りを阻止すべく動き始める。
エピソード3
既得権益の崩壊
長澤の画策により、身売り交渉の内容が日本新報社内に知れ渡ってしまう。社内世論は身売り反対に大きく傾き、新里は苦境に立たされる。そんな状況でも青井は手を緩めることなく、身売り引き受け後の衝撃的な展開プランを新里に突き付ける。一方、南は青井からのオファーに心を揺さぶられつつも、青井の20年前の不正について調べ始める。そんな折、長澤は南をスパイとして利用することを三池に提案するが・・・・・・。
エピソード4
全面戦争
身売り話をつぶすべく、三池はAMCジャパンと日本新報に対する圧力を強めてきた。反発した青井は、三池のスキャンダルを暴いて反撃することを決意。三池に因縁がある南は青井から共闘を持ち掛けられ、複雑な想いを抱える。そんな折、三池が裏金を受け取ったという情報がAMCジャパンのサイトに寄せられる。青井は投稿者とコンタクトが取れていない状況で記事をアップすることを決意するが・・・
エピソード5
新聞の未来
日本新報のAMCジャパンへの身売りに反対する長澤は、日新テレビとの連帯を発表。さらに実の娘である亜都子に裏切られた青井は告発強要を糾弾され、一転して窮地に追い込まれる。新里も労働組合から退任を要求され、日本新報の身売りは絶望的な状況に陥る。さまざまな想いが交錯する中、身売り交渉の行く末はどうなるのか!?果たして青井はジャーナリズムを守るための闘いに勝つことができるのか・・・・・・?
三上博史
村上牧人