私という運命について
視聴可能: Hulu、FOD
景気が低迷する1993年。大企業で女性総合職第1号として働く冬木亜紀 (永作博美) は、男性社員とは違い、力を持つことも試すことも許されない現状にもどかしさを覚えていた。そんな中、同僚で元恋人の佐藤康 (江口洋介) が事務職で勤める後輩と結婚することを知り、胸がざわついていた。康の母親・佐智子 (宮本信子) からも気に入られていたが、亜紀は2年前に別れを告げていた。男社会の中で羽ばたくことのできない自分にむなしさを覚えるとともに男そのものに腹を立て、真っすぐな康の想いを受け入れることができなかったのだ。迎えた結婚式の朝、亜紀のもとに佐智子から手紙が届く。「私とあなたは運命を共にするものだと信じていました。亜紀さん、あなたはどうして間違ってしまったのですか」女性にとって、恋愛、結婚、出産、そして死とは…。激動の時代の中で、亜紀はこの言葉に逆らうかのように、美しくも過酷な運命を自らの意思で切り開こうとする。

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