1999年、国連の要請で特設された、現代科学の最先端をゆく頭脳を集めた科学基地・アクアベース。そこに、地球に残された貴重な遺跡、遺産、貴重な生物のガードを使命とした特殊科学捜査隊があった。それが、タンサー5だ。海波流をリーダーとするタンサー5の5人は、水・陸・空での活動が可能な3機のマシンを搭載したビッグタンサーと、時空を移動できるタイムタンサーによって世界の各地で起きる怪事件の現場に急行し、探査をすすめる。今日もタンサー5は世界各地の遺跡で起こる怪奇な事件を解決してゆく。
エピソード1
眠る海底都市 アトランティス
エーゲ海で発見された伝説の大陸・アトランティスのものらしい壁が、突如爆発を起こした。すぐさま探査に現地へ向かうタンサー5。陸上を探査したリュウとユメトは、輝く金属がスパークを起こし、それが爆発を誘発しているのを見る。あの金属塊は、アトランティスのオリハルコンではないのか? タイムタンサーでその時代に向かうと、そこにはアトランティスの美しい都市が存在していた。
エピソード2
古代のコンピューター? ストーンヘンジ
イギリス南部で、遺跡の石が光る怪奇現象とともに大地震が起きる。怪奇現象を起こした遺跡の中心にはストーンヘンジがあり、鍵はそこだと出動するタンサー5。その時ストーンヘンジにも怪奇現象が起こる。謎を解くためには作られた時代に行ってみるしかないとタンサー5のメンバーが3800年前へと向かうと、そこではまさにストーンヘンジが建設中だった。
エピソード3
UFO基地か? ナスカの地表絵
南米のナスカの地表絵に、突如UFOが現れる。ただちに出動するタンサー5だが、UFOのビームのため接近して調査することができない。そこで地表絵が描かれた1500年前のナスカにタイムトリップすると、そこにも同じUFOがいた。パピル星人の乗ったUFOが不時着したことから彼らと交流を持ったナスカの人々は、不毛の地を捨て宇宙に移住しようとしていたのだ……。
エピソード4
生きていた恐竜 ネス湖の謎
大西洋の巨大地下資源発掘プラントで事故が起こった。海中の動力部に何物かが衝突したらしい。しかし、地球にそんな巨大な生物は存在しないはずだ……。さっそくタンサー5が探査のために出動するが、アクアタンサーで海底を調査するリュウとハジメが異常潮流に流され北海に漂着してしまう。すると、その近くの民家に恐竜を目撃したという少年がいた。果たして事故の原因は恐竜なのか? タンサー5ははるか7000万年前にタイムトリップする。
エピソード5
白い巨人の叫び タッシリの岩絵
ニューヨークや東京など4つの大都市上空に不思議な巨人の絵が浮かんだ。それはサハラ砂漠の真ん中にあるタッシリの岩絵の1つ、白い巨人の絵だった。現地へ向かったタンサー5はその絵が白く発光しているのを発見、正体を探るべく紀元前4000年のサハラに向かう。そこでは、人々が祈りとともに洞窟内に白い巨人の絵を描いていた。それは[空から落ちてくる神]をあらわすものだという。
エピソード6
甦える石人像 イースター島のモアイ
イースター島を調査していた調査隊が誤ってモアイの目にレーザービームを照射、すると突然7体のモアイが暴れ出した。このままではエネルギー基地のポリナード・コンビナートに接近してしまう。ただちに現地に向かったタンサー5だが、モアイのエネルギースクリーンのためマシンを使うことができない。そこで、モアイが作られた970年前にタイムトリップした彼らの目の前に宇宙船が不時着した。
水島裕
野島昭生
三ツ矢雄二
小宮山清
横沢啓子
広瀬正志
四辻たかお
小華和ためお
石川博
荒木芳久