両親を死に追いやった男に裁きをくだすため、顔も名前も心も捨てた兄と、官僚となった弟。コインの裏表のような、正反対の立場の双子による、波瀾万丈の復讐劇の幕が開く。
EPISODE 1
Episode 1
1997年、福岡。幼いころに実の両親に捨てられ、小さな運送会社を営む吉江夫妻に引き取られた双子の竜一(少年時代:阪本光希)と竜二(少年時代:阪本颯希)は、夫妻の実の娘である5歳の妹・美佐(幼少期:宮地美然)と仲良く暮らしていた。 しかし、キリシマ急便の社長・霧島源平(遠藤憲一)の悪質な乗っ取りに遭い、養父母は自殺。竜一と竜二は、源平への復讐を誓い合う。 それから7年後、22歳の竜一は突然帰らぬ人となってしまう。ところが、その数カ月後、竜二(高橋一生)の前に現れたのは、顔も名前も違う竜一を名乗る男(玉木宏)だった。 竜一は裏社会の人間として、竜二は国土交通省のエリート官僚として、源平やキリシマ急便の周辺の情報を探っていく。成長した美佐(松本穂香)にも本当のことを告げず、復讐計画を進めていく2人はキリシマ急便の不祥事のネタをつかむが・・・。
EPISODE 2
Episode 2
EPISODE 3
Episode 3
キリシマ急便の得意先企業の炎上騒動に乗じて、経営コンサルタントとして源平(遠藤憲一)に近づこうとする竜一(玉木宏)。しかし、ある人物に竜二(高橋一生)との会話を聞かれ、復讐計画を知られてしまう。一刻の猶予もないと悟った2人は、父・源平の強引なやり方に反発する跡取り息子の晃(細田善彦)を利用し、次の手を打つことに。 そんななか、竜二に会うためにホテルを訪れた竜一は、そこで偶然、妹の美佐(松本穂香)と再会。妹の成長した姿を初めて目の当たりにした竜一は・・・。 その後、キリシマ急便のパーティーに参加した竜一は、竜二のアシストで晃に近づくことに成功。源平の元にも何食わぬ顔で挨拶に行くが、そこへ、兄弟の秘密を知る人物が現れて・・・。
EPISODE 4
Episode 4
源平(遠藤憲一)の息子である晃(細田善彦)の信頼を勝ち取り、計画通りキリシマ急便の経営コンサルタントの座についた竜一(玉木宏)。一方の竜二(高橋一生)は、源平が娘のまゆみ(松本まりか)の婿養子として、有力政治家を父に持つ同じ国交省の三栗谷仁志(尾上寛之)を迎え入れ、晃に代わる後継者にしようとしていることを知り、まゆみへ積極的にアプローチをかけ始める。 そんななか、竜二は大臣が絡む重要なプレゼン案件を任される。復讐のために出世を狙う竜二は精力的に取り組むが、なぜか不可解なトラブルが続発。そんな竜二の元を三栗谷が訪ねてきて・・・。 一方、美佐(松本穂香)は、SNS上での生徒のトラブルについて相談するため、“和田猛(竜一)”の会社を訪れる。
EPISODE 5
Episode 5
ネット通信販売大手のエニイウェイズとの契約を勝ち取るため、無謀な業務拡大を加速する源平(遠藤憲一)。竜一(玉木宏)はそんな源平に対して反発を強める息子の晃(細田善彦)に、クーデターを起こすようけしかける。 一方、まゆみ(松本まりか)からホームパーティーに招待された美佐(松本穂香)は、竜二(高橋一生)がまゆみとの結婚を望んでいることを知る。ごう慢なまゆみの態度に戸惑いながらも美佐は竜二と血のつながりがないことを告白。すると、まゆみの顔からみるみる笑顔が消えて・・・。 両親の形見の人形がキリシマ急便のグッズだったこと、そして霧島家の娘であるまゆみと竜二の不自然な関係に疑問を感じた美佐は、過去を知ろうと動き出す。そんななか、美佐の身に不審な男たちの魔の手が迫る。
EPISODE 6
Episode 6
美佐(松本穂香)が両親の自殺の原因を知ってしまった。まゆみ(松本まりか)に近づいたのは、キリシマ急便への復讐が目的なのではないかと美佐に問い詰められた竜二(高橋一生)は何とかその場をやり過ごすが、一方で、美佐が密かに竜一(玉木宏)を頼りにしていることに気づき、胸のざわつきを覚える。 それからしばらくして、竜二は視察という名目でキリシマ急便へ。国交省での自分の立場を示すことで、源平(遠藤憲一)にプレッシャーをかけようとする竜二に対し、源平は思わぬ反撃材料で窮地に追い込んでいき・・・。 一方、竜一は、晃(細田善彦)を使って源平を追い出すクーデター計画を進めていくが、自分の復讐計画が美佐や周りの人間を巻き込んでいくことに内心苦しんでいた。そして、憎しみに耐えながら源平と良好な関係を築こうとしている竜二に「ある提案」を持ちかける。
Hiroshi Tamaki
Issey Takahashi
Honoka Matsumoto
Yoshihiko Hosoda
Nao
Hiroki Konno
Kunito Watanabe
Teruhiko Saigô
Ayako Mizuno