ギリシアにあるサンクチュアリで聖闘士になるための修行をしてきた星矢は、聖闘士の証ともいえる聖衣を手に入れるため、幼い頃より競い合ってきたカシオスと戦うことになった。しかし星矢は今までカシオスに勝てた試しがない。勝負は始まる前から決まっていたかに思えたが、星矢の身体には今までにない力がみなぎっていた!
日本へと戻ってきた星矢を待っていたのは、聖闘士同士を戦わせる銀河戦争(ギャラクシアン・ウォーズ)だった。一度は参加を拒否する星矢だったが、行方不明の姉・星華を捜し出すために出場することになる。そして戦いの日が来た。星矢の初戦の相手は、修行中に何万頭ものクマを葬ってきたベアー激だ。
銀河戦争が始まったというのに、いまだ姿を現さない二人の聖闘士がいた。そのうちの一人、キグナスの聖闘士・氷河は修行の地であるシベリアにいた。彼は星矢の戦いぶりを知ると、氷の海で眠るマーマに別れを告げ、己の力を確かめるべく銀河戦争への参戦を決める。そして初戦の相手・毒爪を持つヒドラ市に挑むが…。
星矢の二回戦の相手は、中国の五老蜂で修行を積んだドラゴン紫龍。果敢に攻める星矢だが、ドラゴンの左腕に装着された盾はダイアモンドを超える強度を誇り、容易に打ち破ることは出来ない。しかも右の拳は盾と同等の強度を誇っている。攻防に完璧なドラゴンに星矢は苦戦。しかし彼の脳裏に、起死回生の打開策がひらめいた!
星矢と紫龍は聖衣を脱ぎ捨て、決着をつけるべく激闘を繰り広げる。聖闘士の攻撃力は超人的だが、身体は普通の人間と同じ。必殺の一撃を受けることは死を意味する…。自分の力に絶対の自信がある紫龍は余裕の表情を崩さない。しかし星矢は、紫龍の必殺技・廬山昇龍覇の弱点が「龍の右拳」に隠されていることに気付いていた。
星矢と紫龍の死闘も終わり、アンドロメダ瞬とユニコーン邪武の戦いが始まっていた。無益な争いを望まぬ瞬だったが、戦いが避けられないと知ると、ネビュラチェーンで容赦なく邪武を叩きのめす。しかしネビュラチェーンが、突如として謎めいた警告の文字を形作って瞬に示す。「AXIA」…その言葉が意味するものとは?
石川界人
星矢
赤羽根健治
紫龍
小野賢章
氷河
岡本信彦
瞬
野島健児
一輝