元教師の矢崎葉子(浅野温子)は､ある事件をきっかけに教職を辞し､現在は長距離トラックの運転手｡そんな葉子のもとに､かつての同僚で恋人でもあった津田雅史(仲村トオル)が訪れ､教職に復帰して､手を貸して欲しいと依頼する｡ 雅史の勤める江戸川南中学校は､教頭･杉浦(野際陽子)の厳しい教育方針のもと､表向きは統制がとれていた｡熱血教師の雅史だけが浮いた存在であり､雅史と対立する杉浦教頭は､雅史を学校から追放するために､葉子を利用しようとしていた｡

雅史(仲村トオル)のクラスの勇次(白根大輔)は､登校すると保健室に直行｡勇次は教室に入ると呼吸困難を起こしてしまい､保健室しか居場所がないのだった｡ 勇次の学習記録を調べた葉子(浅野温子)は､テストの成績は悪くない勇次が､授業で当てられても答えようとしないことに気づく｡さらに､同じクラスの翔太(赤木深州)とテストで間違えた箇所が全く同じことを発見する｡どちらかがカンニングをしている･･･?葉子は勇次を問いつめるが･･･｡

英語教師･本田江津子(水野美紀)が､覆面をした男子生徒5人に襲われた｡杉浦(野際陽子)は､雅史(仲村トオル)の生徒･祐太郎(木下竜)が犯人の1人であることを突き止める｡そして､雅史に他の犯人を捜し出すように命じる｡やがて犯人が判明し､雅史と葉子(浅野温子)は5人とも生徒の杏子(河野由佳)にそそのかされていた事実も突きとめる｡警察沙汰にすると言う杉浦に対し､葉子は｢江津子の着替えを覗きに行った教師がいた｣という事実を突きつけ･･･｡