幸せな結婚生活を送っていたウンスは出産直後に夫ミョンホの死を知らされ、横領の濡れ衣で刑務所へ。出所から5年、ウンスは成長した娘ミレと慎ましく暮らしていた。一方、政治家カン･ソクヒョンの娘イルジュは、恋人のヒョンウと2人だけの結婚式を挙げようとするが父に阻止され、財閥御曹司のムヒョクとの政略結婚を命じられる。一方その頃、ウンスは、謎の男から「ソクヒョンの書斎に夫の死に関する秘密がある」という連絡を受け…。

1999年―。国会議員チン･ジョンギの息子ヒョンウは、住み込み運転手の娘ウンスと幼い頃から惹かれ合っていた。ある日、ヒョンウは落ちてきた看板からウンスをかばい負傷。ヒョンウの母ヨンエは、ウンスを息子から遠ざけるため一家を追い出そうと夫に告げる。さらに、ヨンエは死んだ知人の娘サンヒを引き取り、姪として育てようとする。ジョンギはそれに反対するが…。その後、ウンスはサンヒからヒョンウを好きだと相談を受ける。

ヒョンウとウンスのキスを目撃し、ショックを受けたサンヒ。ウンスはサンヒに謝り、自分もヒョンウのことが好きだと打ち明ける。一方、ジョンギはウンスの父に銀行口座の名義貸しを頼み、裏金に関する暗号文書を密かに作成する。ところが、暗号文書のコピーがウンスのカバンの中から発見され、3枚足りないことに気づいたジョンギは取り乱す。身に覚えのないウンスだが、ヨンエはウンスが盗んだと決めつけ、激しく責め立てる。

誘拐されたウンスを助けるため、ウンスの父チョルスはジョンギの不正を検察に通報する。逮捕されたジョンギは誘拐がヨンエの仕業だと知るが…。その頃、ウンスは誘拐犯の隙をついて逃げ出すことに成功。ジョンギは無実を信じるヒョンウに「決して政治家にはなるな」と言い残し、全ての罪を被って身を投げる。夫を失ったヨンエは葬儀に現れたウンス一家に激しい怒りをぶつける。悲しむヒョンウを励ますサンヒはある真実を打ち明け…。

新たな暗号文書を発見し、父がソクヒョンの裏金の管理を任されていたと聞いたヒョンウは、父が死の直前に見ていた暗号の解読を試みる。一方、ウンスはヒョンウからもらったオルゴールをサンヒに託し、一家で町を去ってしまう。そんな中、自分がソクヒョンの娘であるという衝撃の真実を知ったサンヒ。同じ頃、ソクヒョンによる夫への仕打ちを許せないヨンエは、サンヒを利用してソクヒョンの全てを奪うようヒョンウに指示するが…。