超獣機神ダンクーガ OVA版
1989年12月から1990年5月にかけて、全4巻が発売されたOVAシリーズ。前作「GOD BLESS DANCOUGA」に続いての完全新作エピソードで、TVシリーズにおける青春群像劇としての要素を強調。エンターテインメント性を残した上で、より高年齢層向けの作風に仕上がっている。序盤には平和な時代の中でそれぞれの人生を歩んでいた忍たち4人の姿が描かれており、その明暗ぶりも印象深い。彼らと対峙する敵は、地球への「着生」を目指す植物種の侵略者ディラド。さらに宇宙を漂う怨念から復活を果たしたシャビロもディラドに与し、ダンクーガへの復讐を遂げんとする。監修に奥田誠治、脚本に寺田憲史と、TVシリーズのオリジナルスタッフを起用。同じくTVシリーズから参加のキャラクターデザイン・只野和子により、少し大人の雰囲気を漂わせた獣戦機隊のメンバーが描かれた。ダンクーガのデザインは「GOD BLESS」より参加の松尾慎によりリファインがおこなわれ、また、TVシリーズでダンクーガの合体やガンドールの変形パンクなどを担当した伊藤浩二がゲストメカをデザインしている。