連続テレビ小説、83作目。お好み焼き屋を開業することになったヒロインあかりの奮闘を笑いと涙でつづる「鉄板繁盛記」です。舞台は大阪と広島・尾道。イケズなばあさんから学ぶ“知恵”と“情け”、ガンボな孫娘を通して知る“夢”と“愛”、一枚の鉄板が、ふたりの世界を広げていきます!
エピソード1
第1回 第1週 ばあちゃんが来た!
村上あかりは、広島県尾道に暮らす高校3年生。鉄工所を営む父・錠と母・真知子、そして2人の兄に囲まれ、男勝りに育ったあかりは、ある日、堤防でトランペットを手にする女性・田中初音を見かける。彼女が、そのトランペットを投げ捨てると、迷わず海に飛び込み拾い上げるあかり。初音は、あかりにあきれながらも「あんたが拾ったもんや」と、トランペットを残して去る。
エピソード2
第2回 第1週 ばあちゃんが来た!
あかりの前に現れた女性は、田中初音と名のり「娘・千春がいないか」と尋ねる。“千春”という名前を聞き動揺する母・真知子と父・錠。真知子から、すでに千春が亡くなっていることを知らされショックを受けた初音は、1枚の写真を取り出す。あかりが生まれる直前の日付の写真には、両親と2人の兄、そしてお腹の大きな千春がいっしょに写っていた。
エピソード3
第3回 第1週 ばあちゃんが来た!
真知子の計らいで、初音は、村上家に1泊することに。翌朝、あかりが目覚めると初音の姿はなく、トランペットだけが残されていた。錠たち家族は、出生の秘密を知ったあかりを気遣って明るく振る舞うが、どうやって事情を話せばいいのかわからず、苦しんでいた。そんな中、あかりは、やり場のない気持ちを振り払うように、吹奏楽部の最後の演奏会に向けて、練習に打ち込む。
エピソード4
第4回 第1週 ばあちゃんが来た!
家族やクラスメートたちの前では、明るくふるまうあかり。しかし“自分がトランペット好きなのは、実母から受け継いだ性格なのでは”と、独り悩んでいた。最後の演奏会に向けての練習中、あかりは遂にトランペットが吹けなくなり、教室を飛び出してしまう。父の幼なじみで僧侶・隆円に気持ちをぶつけたあかりは、トランペットを初音に返すため、大阪へ行くことを決める。
エピソード5
第5回 第1週 ばあちゃんが来た!
あかりは初音にトランペットを返そうと大阪へ向かう。初音は、あかりを部屋に通すが、トランペットを頑として受け取らない。ねばるあかりに、初音は「それなら、このトランペットを吹いて音楽のすばらしさを教えてくれ」と言う。そこに、冬美という女性が現れ「商店街のイベントライブで、トランペットのピンチヒッターを務めてほしい」と言われ、あかりはそのまま連れて行かれる。
エピソード6
第6回 第1週 ばあちゃんが来た!
あかりが演奏をためらっていると、視線の先に初音が現れる。すると、挑むようにトランペットを吹き始めた。あかりは尾道にいる母や父を思いながら演奏し、初音は亡き娘を思い出していた。ライブが終わり、冬美たちとお好み焼き屋へ行ったあかりは、岩崎から「トランペットとの相性がよい」と言われ、再び初音の家を訪ねる。
瀧本美織
遠藤憲一
遠藤要
安田成美
森田直幸
関えり香
今井雅子
寺田敏雄