運命のように君を愛してる

頼まれると嫌とは言えない性分の派遣社員キム・ミヨンは、上司や同僚に仕事と関係のないお使いを押し付けられる毎日。一方、短命の家系であるがゆえに常に周りから世継ぎのプレッシャーを受け続けているチャンイン化学のCEOイ・ゴンは、長年の恋人についにプロポーズをしようとしていた。お使い中のミヨンと指輪を買いに出かけたゴンは、思わぬアクシデントにより強烈な出会い方をするが・・・。

ゴンに恨みのあるパク社長とチェ氏は、ゴンに薬入りの水を飲ませスキャンダルを起こそうとする。罠にはまったゴンと、間違ってその水を飲んでしまったミヨンはお互いが恋人だと勘違いをし、甘い夜を過ごしてしまう。ゴンはミヨンもパク社長の仲間なのではないかと疑い息巻くが、彼女の呆れるほどの優しさに触れ、次第に誤解を解いていく。そして地味で自信のないミヨンに、もっと堂々とするよう勇気づけるのだった。

ゴンとの子供を身ごもったミヨンは、母親にその事実を打ち明けるため故郷のヨウル島へと戻る。ちょうどその頃、島の工場の権利を持つゴンもヨウル島に訪れていた。ついにミヨンはゴンにも妊娠の事実を告げるが、ゴンはなかなか事実を受け止められない。

悩んだ末に堕胎手術を受けることを決めたミヨン。誰にも告げずに1人で病院へ向かったミヨンを、ゴンは島の人たちと一緒に必死に捜索する。手術の合意書にサインするミヨンを複雑な思いで見つめるゴンは、ついにある決心をする。

あの夜の出来事がすべて薬のせいだったと知ったゴンは、共に暮らすことになったミヨンに冷たく当たり、「離婚合意書」を突きつける。ゴンの態度が突然変化したことに戸惑うミヨンを、ダニエルは放っておけず、常に気にかける。

共に暮らすうち、次第にミヨンの優しさと純粋さに惹かれていくゴン。ミヨンも自分や母親にまで良くしてくれるゴンに対し、ありがたさと信頼感を抱くようになっていた。そんな中、ゴンがミヨンの故郷にある工場を売り払い、代わり産業廃棄物処理場が建つ予定であることを知ってしまうミヨン。深く傷ついたミヨンを見かねたダニエルは、ゴンの目の前でミヨンを抱きしめるが・・・。