陸上部の週末合宿のため山間の廃村にやってきた不動高校3年の七瀬美雪 (上野樹里) は、遅れて到着した同級生の金田一一 (亀梨和也) と、廃墟風ペンション『ルーウィン』に泊まることになる。人里はなれた村にあるこのペンションで働くのは、オーナー・比良川透 (篠井英介)、従業員・湊青子 (星野真里)、アルバイトの貴船葉平 (江成正元) の3人。吸血鬼伝説があるこの村は廃墟と化しており、『ルーウィン』のみが営業されていた。その日、ペンションに泊まったのは、一、美雪、休暇で来ていた警視庁警部の剣持勇 (加藤雅也) と他の宿泊客6名。そして、その夜、客の一人でブティック経営の海谷朝香 (山下容莉枝) の他殺死体が見つかる。一は、名探偵である祖父・金田一耕助の名にかけて、犯人が構築した奇怪な鮮血のトリックに挑む。