春秋戦国時代、秦の進出を描いた史劇ラブストーリー!秦の侵攻に周辺諸国が抵抗していた紀元前240年頃、祖国である衛を追われた麗(れい)、秦の始皇帝・エイ政(えいせい)、麗の初恋相手で後に燕国の刺客として始皇帝と対峙する荊軻(けいか)を軸に、戦国時代の秦の進出を描く。
エピソード1
約束
衛の濮陽(ぼくよう)統帥である公孫羽(こうそんう)は、剣客の蓋聶(こうじょう)から秦による濮陽侵攻計画を知らされる。弟子の韓申(かんしん)と荊軻(けいか)に城内の民と孫娘の公孫麗(こうそんれい)を託した公孫羽だが、秦軍との死闘の末に命を落とし、濮陽は陥落する。同じ頃、元服した秦王エイ政(えいせい)は実母である太后(たいこう)の情夫、ロウアイ(ろうあい)の謀反を制圧するも、当のロウアイは取り逃がしてしまう。そして呂不韋(りょふい)の反対を押し切り、謀反に加担した罪で母親を幽閉する。そんなエイ政は幼少の頃に出会った麗と荊軻を忘れられずにいた。
エピソード2
邂逅
親政を開始したエイ政は、ロウアイを捕らえるため洛陽(らくよう)に出発。そこで、男装した公孫麗と荊軻と出会い意気投合する。その後、呂不韋の謀略の真相を握り、ロウアイの身柄拘束にも成功する。魯勾践(ろこうせん)を尋ねに出発しようとした矢先、荊軻は鵠落(こくらく)剣法の剣譜(けんぷ)を狙う丹頂門(たんちょうもん)一派に襲われ、魯勾践に助けられる。一方、酒場でエイ政と再会した麗は、ロウアイの残党に刺されてしまう。手当てした医師から麗が女だと聞かされたエイ政は、麗の胸元に見覚えのある玉佩(ぎょくはい)を見つける。
エピソード3
亀裂
秦で乱が勃発。呂不韋は華陽(かよう)太后に成キョウ(せいきょう)の野心を試す機会になると説得、乱討伐のため成キョウの出陣を認めさせる。衛王府で、エイ政は麗が幼少時の命の恩人だと知る。秦王だと明かさぬままその場を去ろうとするエイ政に、その心を察した衛王は麗の肖像画を献上する。成キョウは趙の嘉太子(かたいし)から先王の遺志は自身の立太子だったこと、呂不韋の謀略により実母が殺されたことを吹き込まれ、兵を率いエイ政に王位を譲るよう迫るのだった。
エピソード4
捜索
エイ政は兄弟の情から成キョウを見逃し絶縁するが、離間を仕掛けた黒幕が呂不韋だと知り、憎悪を募らせる。荊軻と麗は蓋聶の娘、蘭(らん)と出会ったことから、蓋聶とも知り合う。麗と蘭は意気投合し、義姉妹の誓いを立てる。華陽太后は、エイ政が妃(きさき)たちと枕を共にしていないと知って驚き、エイ政に立后(りっこう)を勧めるが、麗を思うエイ政はお茶を濁すばかりだった。
エピソード5
秘計
エイ政の命令により麗の大捜索が始まり、麗と荊軻は魯勾践のもとを離れる。呂不韋の食客、李斯(りし)に自身の志を言い当てたられたエイ政は彼を大いに気に入る。その後、エイ政は母・趙姫(ちょうき)を南宮に幽閉、相国・呂不韋を罷免する。逃亡中の麗と荊軻は風林火山と出くわし、荊軻は深手を負う。偶然出会った魯勾践の友人、田光(でんこう)によると荊軻は毒にあたっており、薬を手に入れなければ7日も持たない。麗は自責の念にかられ、ある決心をする。
エピソード6
条件
荊軻を救うため1人でエイ政に謁見した麗は、3か月後に入内(じゅだい)するという条件で解毒薬を手に入れる。一命を取り留めた荊軻は、養生しながら麗と穏やかな日々を過ごす。解毒薬の出どころや捕縛令が解かれたことに荊軻は疑問を抱くが、麗は真相を打ち明けることができない。約束の3か月が過ぎようとしていた頃、事情を知る田光は、荊軻に燕の剣客、高漸離(こうぜんり)を訪ねるよう勧める。その頃、秦では韓併呑を上奏した李斯が廷尉(ていい)に封じられていた。
ディルラバ・ディルムラット
ヴィン・チャン
ナタリー・チャン
リウ・チャン
リー・タイ
チャン・シュアン
ケリー・チャン
Chen Huiru
Zhu Xianzhong