男女はなぜ惹(ひ)かれあうのでしょうか?脳科学は恋のメカニズムを解明しつつあります。その中心は、快楽をつかさどるドーパミンという脳内物質の大量分泌です。しかし、これは体への負担が大きく長続きしません。そのため、“恋愛の賞味期間”は3年ほどだといいます。そこで、どうすれば男女関係は長続きするのか、科学的探求が進められています。「子育て協力者」から「人生の伴りょ」へと変化してゆく男女関係を描きます。[NARR](C)NHK
いま、「男女差」が次々と見つかっています。特に、脳は性ホルモンなどの影響で男女差が生まれていることがはっきりしてきました。なぜ脳が男女で違うのでしょうか?それは「ともに生き延びる」ためだといいます。長い狩猟採集時代、祖先は役割分担をして、多様な食糧を確保する生存戦略をとりました。それが男女の脳の差を生んだと考えられています。医学や教育などではじまっている、男女の差に注目する新たな潮流を描きます。[NARR](C)NHK
性染色体がXXなら女、XYなら男。この基本そのものが大きく揺らいでいます。じつは、男をつくるY染色体は滅びつつあるのです。さらに、Y染色体を運ぶ精子の劣化も著しいのです。こうした性システムの危機に、私たちはどう対応すべきなのでしょうか?最終回では、いわゆる試験管ベビーが生まれて30年、生殖技術をめぐる最前線をたどりながら、現在、性の揺らぎが引き起こしているさまざまな影響を追います。[NARR](C)NHK