xxxHOLiC

“アヤカシ”を惹きつける血を持つ少年、四月一日君尋 (染谷将太)。彼は、アヤカシを視たり憑かれたりしてしまう自身の体質に悩んでいた。ある日、“ミセ”と呼ばれる怪しい屋敷に迷い込んだ四月一日は、そこの女主人･壱原侑子 (杏) と出会う。侑子は、来訪者の願いを“対価”と引き換えに、叶えるというのだが…。

アヤカシを視えなくする対価として、侑子のミセで働くことになった四月一日。ある日、ミセに、勝手に入り込んで来た男が、細工が施された筒に興味を持ち「これを譲って欲しい」と言い出す。四月一日はその慇懃な態度に不快感をあらわにするが、侑子は“ある対価”と引き換えに男に筒を譲ってもよいと告げる…。

侑子と四月一日とひまわりは、ひょんなことから百目鬼の実家の寺で百物語を開催することになる。「今夜は役者が揃っているから何が起きてもおかしくない」と告げる侑子。そして四月一日に、百目鬼と仲良くしておくように忠告し、百物語が始まる…。

四月一日はひまわりに、ひきこもりの友人・千景を助けて欲しいと言われる。千景は、学校で流行っている“エンジェルさん”という、霊を呼び出す降霊術に没頭して、突如叫んだり、自傷行為を繰り返したりしているという・・・。四月一日は千景を見た瞬間、あるビジョンを視るのだが・・・。

雨を司るという雨童女が侑子のミセを訪れる。雨童子は四月一日に頼みがあるというのだ。「助けてほしい子はあの中」と廃屋を指差す。そこには真っ赤な紫陽花が茂り、そのツルをほどこうとした瞬間、四月一日の姿は古びた病院の待合室へ。そこには寂しそうな少女が診察を待っていた…。

アヤカシが視えるという能力が誰かの役に立つのかもしれない…。と思い始めた四月一日。そのせいか、侑子のミセに行くことができなくなった四月一日は、ある日、妖艶な女に自分のミセに来ないかと誘われる。その女に四月一日は「アナタはアナタのままでいい」と告げられるが…。