白人の場合よりも解決までに4倍の時間を要するといわれる米国社会での黒人失踪事件。この状況を少しでも改善しようとナタリーとデリカは“黒人と失踪の財団”を設立する。行方不明になった人たちの捜索や失踪者家族の支援に乗り出す彼女らの奮闘を映し出す。
エピソード1
消息を絶つ黒人たち
1年間に失踪する黒人は数十万人に上る。これに危機感を抱いたナタリーとデリカは「黒人と失踪の財団」を設立し、行方不明者の捜索や残された家族のケアに力を注ぐ。黒人が消息を絶つ要因の一つに人身売買があり...。
エピソード2
メディアの力
「黒人と失踪の財団」のデリックは行方不明の姉を長年捜しているが、警察やメディアに蔑ろにされ、捜索は一向に進展しない。その背景には「失踪白人女性シンドローム」という差別意識に根ざした社会現象があった。
エピソード3
愛する家族を捜して
2017年、妊娠中のアキアが失踪した。しかし、警察は事件性がないとして動こうとせず、家族は「黒人と失踪の財団」に支援に要請、捜索を開始する。一方、デリックが追う姉の失踪事件は大きく進展し...。
エピソード4
さまざまな願い
ホームレスの宿泊施設から女児が誘拐された。犯人は施設の職員で、警察は捜索を開始。やがて自殺した犯人の死体が発見されるが、女児が見つかることはなかった。残された家族は娘の生存を信じ、希望を持ち続ける。