佃製作所の社長・佃（阿部寛）は、大手取引先から突然取引を中止され、メインバンクの白水銀行にも融資を断られる。さらに、ライバル企業から特許侵害で訴えられ…。

一度は会社を手放す覚悟をした佃 (阿部寛) だったが、真っ向から戦うことを決意。そんな中、大企業･帝国重工の財前 (吉川晃司) らが現れ、意外な提案を口にする。

帝国重工は佃製作所から予想だにしていない提案をされ、格下会社からの度を超えた要求に憤る。一方、江原（和田聰宏）たちは危険な決定をした佃（阿部寛）に反発する。

帝国重工への部品供給のテストが決まると、社員たちからは口々に不満の声が。そんな中、佃 (阿部寛) のもとに宇宙科学開発機構の同期･三上 (吉見一豊) から連絡が入る。

部品供給のための最終テストは残り燃焼試験のみ。だが、急きょバルブが異常数値を示し、実験失敗。問題があると帝国重工側から指摘され、佃（阿部寛）は原因究明にあたる。

ロケット打ち上げ成功から3年が経ったある日、佃製作所に新規取引の依頼が舞い込む。予算が少なく、何の部品かは不明ということもあり、佃 (阿部寛) は気乗りがしない。