Dream On
1996年アトランタオリンピック開催を18か月後に控え、USAバスケットボールとNBAの資金援助によって史上最強の女子バスケットボールチームが結成された。彼女たちは4大陸を巡り、強豪大学や各国の代表チーム、さらには男子チームを相手に60試合もの壮大な遠征に乗り出す。チームに課された公式の使命は、1992年大会で銅メダルに終わった雪辱を果たし、金メダルを奪還すること。しかしその裏には、女子バスケットボールの魅力を世に知らしめるという非公式の使命も隠されていた。懸かるものはあまりにも大きい。もし彼女たちが勝利を収めてファンを魅了すれば、NBAはその成功を足掛かりに女子プロリーグを設立する。だが、過去のチームのように失敗すれば、計画は白紙に戻される。これは、アメリカにおける女子プロバスケットボールという構想の「オーディション」を託された12人の女性たちの物語。彼女たちは、このスポーツの未来そのものをその両手に握っていたのだ。