私立千川高校に入学した国見比呂(山田孝之)と野田敦(中尾明慶)は、2年連続中学関東大会で優勝した黄金バッテリー。しかし「夢は甲子園」のはずが、医者から「3カ月で壊れるガラスの肘」と診断された比呂は野球を断念し、2人はあえて野球部のない千川高校を選んだ。そして比呂はサッカー部、野田は新聞部に入部した。そんなある日、比呂は野球ボールを抱えた古賀春華(石原さとみ)と出会い、千川高校に「野球愛好会」があることを知る。一方、比呂のライバル・橘英雄(田中幸太朗)は私立明和第一高校に進み、期待の星として野球部に迎え入れられていた。比呂の幼なじみで英雄のガールフレンド・雨宮ひかり(市川由衣)も明和一高で英雄の活躍を応援している。そんな中、サッカー部の木根竜太郎(石垣佑磨)が野球愛好会の練習試合の相手になることを提案。さらに野球愛好会が負けたらグラウンドの使用を認めないと言い出し、比呂はサッカー部のメンバーとして久しぶりに野球をすることに。ピッチャーの木根の球を軽々と捕球し周囲をびっくりさせるが、返球は肘を気にしてヘロヘロ。試合はサッカー部優勢で進み点差は開くばかりだが、木根が野球をバカにした態度を取ることにイライラを募らせる比呂。新聞部員として取材していた野田も同じ気持ちだった。そしてついに比呂はサッカー部を辞めると宣言し…。