チャングムの末裔

伝説の料理人“チャングム”の能力を受け継いだ3兄妹がいた。絶対味覚を持つ長男ハン・サネ、絶対嗅覚をもつ長女ハン・ジンミ、絶対触覚を持つ次男ハン・ジョンシク。彼らには毎日夕食を共に食べるというミッションが与えられていた。一方、力だけが取り柄のポク・スンアはサネの会社に新入社員として入社することに。サネの部下として社会人生活を始めるスンアだったが、入社当日からハプニングが起こる。

所属事務所が倒産しアイドルへの夢を断たれてしまったジンミだったが、サネとジョンシクには本当の事が言えずにいた。一方、営業先で疲れて空腹を訴えるスンアを、サネはカルグクスが有名なお店に連れて行く。肉の焼き方から付け合わせまですべてにこだわりのあるサネのおかげで美味しい食事ができたスンア。そして、歓迎会の爆弾酒作りで調子に乗ったスンアは大失態をおかしてしまう。

ジンミは、コンビニの店長に、ジンミが考案したレシピ“地獄に落ちたカニカマ”のおかげで売上があがったと言われ、アルバイトにスカウトされる。スンアは名誉挽回のため自宅に会社の同僚を招待し、手料理を振る舞うことにする。料理など全くしたことのないスンアだったが、ジョンシクの料理チャンネルで見た“惚れるぜ鶏の炒め煮”を作ることに。一方、ジンミのバイト中に謎のイケメン、ミンヒョクが現れる…。

料理を大失敗してしまったスンアだったが、急遽サネが近所で調達してきたメニューに一同大満足。すっかり酔っぱらってしまったスンアはサネとハプニングでキスをしてしまう。それ以降スンアはサネを意識するようになり、何をしてもサネの唇にしか目がいかない。一方、急に決まったオーディションでバイトの代わりを探していたジンミは、コンビニに来たミンヒョクにお手製レシピをご馳走し、バイトの代役を頼む。

サネとスンアは支店に出向き仕事をしていたが、サネがいない間にVIP客がやって来る。その客は女性スタッフにきついことで有名な人だった。一緒に来た夫に色目を使っているとスンアを責め立てるのだが、戻ってきたサネがうまく場をおさめる。一方、ミンヒョクがアルバイトをしているとコンビニの前は大騒ぎに。実はミンヒョクはアイドルをめざす練習生で既にファンがたくさんいるのだった。

無愛想ながらも面倒を見てくれているサネに少しずつ惹かれるスンア。同僚のウォンチーム長から“下心のない牛肉はない”と聞いたスンアだったが、サネが牛肉をおごってくれたことで疑問を抱く。一方、ジョンシクは母が送ってきた熟成牛肉を使って“食い尽くすぞ牛プルコギ”をチャンネルで披露する。そして、いつもどおりに3兄妹が夕食を食べている時に、ジンミの携帯に連絡が入る。