母の自殺を目撃し声を失った許念は、継母と義姉のいじめから逃れ、母の設立した特別支援学校でひっそり暮らしていた。一方、財閥の後継者･顧名衍は、政略と裏切りが渦巻く中、薬を盛られ許念と一夜を共にした写真を撮られてしまう。責任を取る形で彼は「許念は婚約者」と宣言し、契約婚が始まる。冷たく見えて実は優しい彼に、許念の心は次第に揺れ動く。やがて彼女の出生にも衝撃の秘密が明かされるが、2人は真実と向き合い、本当の愛を見つけていく――。