「その服が着られるぐらいになったら、迎えは来る」という言葉を信じ、独りで生きてきた少女・こはる。17歳の春、彼女の前に球体の船「ノルン」が現れ、こはるは特殊能力を持つ10人の男女と共に旅に出る。
突如襲撃を受けるノルン。深琴の張った結界に守られていたはずのノルンだったが、なぜか襲撃犯(夏彦)の進入を許してしまう。自らの能力に異常がないことを確認した深琴は、内通者の存在を疑う。
襲撃から一夜、ノルンに現れた少年・空汰は、自分は未来から来たと言う。突然の訪問者にも関わらず、船の修理を続けるメンバーたち。ひょんなことから、こはるは知らなかった駆の表情を見て言葉を詰まらせる。
屋上から落ちそうになっていた七海と暁人は、事情を問う駆をよそに喧嘩を始めてしまう。見かねた駆は「これで仲良くなって」と2人を手錠で繋ぐ。一方、深琴と朔也は上海で襲撃犯(夏彦)の情報を探っていた。
手を重ね、心を通わせたこはると駆だったが、耳飾りがなくなったことで、駆は再び心を閉ざしてしまう。駆のために何かできないかと思い悩むこはる、ペアとの微妙な関係に頭を悩ませる深琴と七海、3人のため息が重なる。「口に出さなくても、全部相手に伝わったらいいのに…」 そんな悩める3人に、一月は突然あみだくじを差し出した…。
夢の中、駆への気持ちを言葉にすることができたこはる。「あれは、本当に夢だったんでしょうか…」 目が覚め、駆のもとへ行ったこはるは、駆が同じ夢を見ていたこと、思いが伝わったことを知る。一方、結界内で起こった爆発、駆の耳飾りの行方を探っていた正宗は、能力を使い内部犯の手掛かりをつかんでいた。
高垣彩陽
Mikoto Kuga
瀬戸麻沙美
Nanami Shiranui
小野大輔
Natsuhiko Azuma
下野紘
Senri Ichinose
遊佐浩二
Itsuki Kagami