カリフォルニア州の水の供給量が激減したことで、アメリカは、新鮮な飲み水が驚くほど不足する未来という厳しい現実に直面している。本作は、今私たちに降りかかっている「水戦争」に焦点を当ててた重要なシリーズである。
エピソード1
金の流れ
2008年の金融危機の際には、水道料金の高騰により、何千人もの住民が自宅で水を飲むことができなくなり、ミシガン州フリントではフリント川から水を引くという悲惨な決断が下された。このエピソードでは、ウォール街の銀行が地方自治体を支配し、最終的にはアメリカ人の生活用水を握っているという憂慮すべき事態を探る。
エピソード2
水質汚染
ウェストバージニア州では、ある酪農家が1980年代のオハイオ川への不法投棄による家畜の品質悪化を追跡し、何千人もの人々を危険にさらしたデュポン社の陰謀を明らかにしている。カリフォルニア州のセントラルバレーでは、石油会社が農業地帯に進出しているが、激しいロビー活動の結果、監視や規制が緩くなると、結果的に水の汚染を招くことになった。
アレックス・ギブニー
Lynne Kirby